Madone(マドン)歴2年になるスタッフのライドインプレッション

2017年9月15日
TREK(トレック)が誇る最速のエアロロードバイクとして2015年7月に登場したMADONE9(マドン9)。フレーム設計からパーツ、さらにケーブルのほとんどを内蔵することで空力に対して徹底した作りになり、より速く走るために作られたと言っても過言ではないロードバイクです。 速いだけではなくDomane(ドマーネ)に採用されているリアIso Speedをフレーム内部に搭載し、見た目からは想像できないほどの快適性も確保。より長いロングライドにも対応できるようになっているのも、マドン9の魅力の一つと言えます。 ・・・で、実際乗ったらどうなのか? “エアロロードバイクは乗り心地が悪いモノ”という常識?を覆し、究極のエアロ効果と最高の乗り心地を実現したマドン9を2015年発表後すぐに購入し今まで乗り続けているスタッフによるインプレッションをご紹介します。歴代のマドンを乗り継いできた生の声をご覧ください。

(2018年08月12日更新情報)2019年モデルで、マドンにSLRとSLの2クラスが発表されました。こちらのマドン9は2019年モデルではマドンSLクラスとして新登場。2019年ハイエンドマドンはディスク装備車が用意されさらにISOspeedもパワーアップし「マドンSLR」クラスになっています。そんなマドンSLRの乗り味については「マドンSLRのライドインプレッション」でご紹介しています。

TREK MADONE9(マドン9)別次元の空力性能と快適性を併せ持つ軽量なエアロロードバイク!

マドン9 インプレッション 使用しているモデルは2016モデル Madone9.2(OCLV 600シリーズ)。私自身、今回のマドン9を入れるとロードバイク自体の乗り換えは3台目。マドン9以外ではマドンSSL、マドン7を乗っていた為、実際に乗り比べてみると大きな変化を感じました。フレーム剛性から伝わる振動、踏み込んでから巡航速度に達するまでや、速度の維持、ハンドリングなど様々。それらすべてが今まで以上に研ぎ澄まされ、より楽に、より快適に進むバイクになっている事は間違いありません。 ちなみにエモンダ、ドマーネではなくマドンだけ乗っているのは、自分自身が乗り心地も含めて気に入っているという理由もあります(笑)

平坦こそ発揮するエアロ効果の推進力!

マドン9 平地走行シーン 一踏みでグングン進んでくれるので、とてもラクチン!
平坦道はマドン9にとって本領発揮する場所ともいえるステージ! この日はやや向かい風があったものの、実際に苦になることもなく踏めばグングン進んでくれるので走り出してから30~40km/hになるまであっという間。スピードが上がれば上がるほど受ける空気抵抗も大きくなりますが、マドン9の徹底した空力性能は足に負担がかかることもなく、それすらも推進力に変えてしまうほど!!空気抵抗をより最小限に抑える為、さらなる進化を遂げた設計のKVFチューブ形状フレームは、風をものともせず何処までも突き進んでくれます。

今までにない走破性と快適性

さらにDomane(ドマーネ)に採用されているリアIsoSpeedをKVFによるエアロ効果を蔑ろにしないようにフレームにあえて内蔵しており、パッと見は他のエアロバイクと同じよう路面からの突き上げがキツそうに見えますが、その影に隠れこっそりとしかしながらしっかりと確実に路面からの突き上げを軽減してくれています。荒れた路面でも高い安定性を確保し、体への負担を軽減してくれるなど見た目からは想像できない安定と快適を備えた一台です。 実際、我々ホビーユーザーのロングライドでは20~30km/hで走ることが多いと思いますがアイソスピードはしっかりと効果を発揮します。より楽に進んでくれるので何よりも心強いこと間違いなし。

登りもこなせる万能な走破性!

マドン9 登り走行 登り坂もグングン進みます!
エアロ効果だけでみると平地だけがマドン9と思われてしまいますが、実際に登りもこなせる万能な走りもいけます! オールラウンドに使用している選手も実際にいます。全体的な剛性が上がった分、以前のマドンに比べフレームのしなりは少なく感じかなり硬めな印象です。なんと言うか、ペダルを回して進む感じよりも踏んで進む感じが少し強くなったのと、力が一点に集まってくれる感じがあります。そういった部分とエアロバイクとしては軽量であることが登りでも高いアドバンテージを生み出してくれるのではという印象がありました。 軽やかな走りはエモンダに譲るものの、登りでも踏めばグングン進んでくれるので、ダンシング(立ち漕ぎ)よりもシッティング(サドルに座った状態)で漕ぐスタイルと相性が良い感じです!! 私自身登りが苦手ではありますが、平地での踏み方をそのまま登りに活かしたら以前よりも楽に進み、少し登りへの抵抗もなくなってきた感じがしたりしなかったり・・・

安定したハンドリングで下りも安心!

マドン9 下り坂走行 安定感も向上され、ハンドリング操作も安心です!!
平坦、登りの後にくるものと言えば下り。ペダルを回さずともグングン速度が上がってしまう下り坂は、誰しもが怖いと思ったことがあると思います。マドン9はエアロ効果が高いこともあり、下り坂でもその効果は遺憾なく発揮するため、カンタンにスピードが出てしまいます。しかし、マドン9はハンドリング性能も高く、下り坂でも思い通りの操作ができるため安心した走りができます。 ヘッドチューブの上から下にかけて太くなるE2ヘッドを採用しており、ハンドリング時やブレーキ時にかかる力をしっかり受け止めてくれ、思い通りに動くかつしっかりとブレーキがかけられるので、急な下り坂も怖くありません! フロントフォークそのものも以前のMadone7に比べ横剛性が向上していることもあり、安定したハンドリングを実現してくれます!

トライアスリート必見!ついにDHバー取付可能に!

マドン9DHバー取付写真 DHバーやノーマルハンドルのカスタマイズが可能に!
2018モデルから専用一体式ハンドルだけではなく、ノーマルハンドル等を使用したセッティングを可能にするフレームパーツが登場!! マドン9自体、TREKのTTバイク スピードコンセプトをベースに作られており、そのエアロ効果はサイクリストのみならずトライアスリートからも支持を頂いております。しかし、発表当初は専用ハンドルのみの展開ということもあり、DHバーが取り付けられないこともあり悩んだ方も多かったのでは? 登りの多いコースだとTTバイクよりも軽さを活かしたロードバイクの方が有利な点もあり、その中でマドン9はTTバイクのようなエアロ効果を兼ね備えたロードバイクなのでDHバーとの相性も抜群です!

実際に乗ってみると?

マドン9 DHバーポジション そして自身の車体もDHバーを取り付けた仕様にし、いざ!! 実走してみると、普段のロードポジションよりも平地が速い(当たり前ですが)!!上り坂や下り坂はロードハンドルを用いた操作で、平地などでDHポジションやロードポジションを使い分けることで今まで以上に巡航が楽と感じられました。ハンドルのカスタマイズ次第ではTTバイクにしか見えない最速のバイクにもできます!!
※Madone9.0およびプロジェクトワンで選択した車体以外にはアダプターパーツは付属されず、別途ご購入が必要です。その他にステム、ハンドル、作業工賃等が別途必要になります。

Madone9(マドン9)はどこを走っても楽しいバイク!!

マドン9でサイクリング どこまでも連れて行ってくれる最高のバイクです!
私自身、休日のサイクリングでは相模湖~津久井湖を廻るコースを走っており車どおりが少なく信号のない平坦道では、とても気持ち良く進んでくれまさに風になったような気分になれます! しかも多摩センター店から行けるコースでもあり、ロングライドに自信がついてきた人にはお勧めしたい距離のコースです! 以前書いた記事で奥多摩方面や伊豆大島では起伏のあるコースながらも、開放的な平坦道はまさに楽園の言葉が合う最高のロケーションで、マドン9のエアロ効果が絶大に発揮! 近場では尾根幹線が多いですが、唐木田駅付近の大妻女子大学から鶴川街道にアクセスする一部の道では、道も風景も広く信号が無い広大な場所があるので、そういったところで気軽にマドン9の疾走感を味わえたりなど、多摩センター店付近でも存分に体感できたりします! 個人的なオススメは大垂水峠から相模湖へ繋がる下り道で、体に当たる風が非常に気持ち良く、景色も絶景なのでお気に入りです(笑)

自分だけのオリジナルバイク Project One

世界で一台だけ!?自分だけのオンリーワンバイク!

マドン9プロジェクトワン 世界で自分だけの一台が作れます!
TREKのオーダーメイドシステム Project One(プロジェクトワン)はカラーからパーツの細部まで自分好みに組み合わせができ、世界で自分だけの一台が作れます。 カラーがすでに決められているセレクトカラーや、豊富なカラーパターンから自分だけのオリジナルカラーや軽量性を活かしたモノ、プロチームと同じレプリカカラー等を揃えたシグネイチャーカラーを用意。パーツはドライブパーツやホイール、サドルなどなどギア歯数やパーツサイズなど細部に至るところまで、自分に合ったものがお選びいただく事が出来ます。 ひとたび外を走れば、普段とはまったく別世界の風景が広がること間違いありません!

フレームグレードの選択が可能

madone9 OCLVカーボン プロジェクトワンではOCLV600シリーズとレースジオメトリーや高剛性を採用したOCLV700シリーズの選択が可能。快適なポジションと適度な剛性を持ったOCLV600シリーズ、よりアグレッシブなポジションと高剛性を活かしたレーススペックのOCLV700。どちらも最高モデルですが、自分に合った走りを追求できるのもプロジェクトワンの魅力と言えます! ◆トレックが誇るカーボン技術 OCLVカーボンとは?◆

自分に合わせたサイズ選びをスタッフがしっかりサポート!

フィッティングシーン スポーツ自転車を愉しむうえで重要なのが自分に合ったサイズ選び! バイクプラスでは、お客様に最適なバイクサイズやセッティングをスタッフがしっかりサポートします。フィッティングだけでなく、店頭で試乗もできる為、より自分に合った自転車をお探しのお手伝いをさせて頂きます! バイクプラス各店ではマドン9だけでなく、多数のロードバイク試乗車をご用意しております。ぜひ店頭に足を運んでいただき、今までにない走りを肌で感じてみて下さい!!

所沢店の中の様子をガラス越しに撮影した写真

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