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クロスバイクの選び方と楽しみ方 – 初心者向け

クロスバイクをこれから購入しようという初心者の方のために、クロスバイクについて詳しくご紹介します!

クロスバイクとは、ロードとマウンテンの中間的存在で、もっとも取っ付きやすいのが特徴です。シティユースはもちろん、ツーリングで長い距離を走る方や、ロードバイクを持っているけども日常のちょっとした足(街乗り用セカンド自転車)としてお使いになるなど、幅広く人気なのがこのタイプです。

クロスバイクの各モデル紹介はこちらの『おすすめクロスバイク一覧』をご覧いただくとして、クロスバイクとはどんな自転車なのか? 選ぶときはどんなことに着目して選ぶと良いのか? こちらで詳しくご紹介します。

このページを読んでいる方のなかには、ママチャリと何が違うの?高価な分だけ本当に違うの?と思っている方もいるでしょう。また、ロードバイクと何が違うの?どっちがいいの?と思っている方もいるでしょう。クロスバイクを選ぶポイントの前にまずは、ソコのところすっきりさせましょう!


シティサイクルとの違いから見るクロスバイクの特徴

シティ車とクロスの違い

  1. 軽い、そして速い
  2. ギア段が沢山ある
  3. アクセサリーは必要な物を付ける
  4. 車輪が大きくタイヤはやや細め
  5. 車輪の脱着が工具いらずで簡単
  6. フレームにサイズ展開がある
  7. サドルの高さはこぎやすさを重視
  8. 力を入れやすい程よい前傾姿勢

軽い、そして速い

軽快に走行しているクロスバイク

重量の他にもフレームなどの剛性の違いで走りの軽さが違ってくる

クロスバイクはスポーツバイク。なのでシティサイクルよりも、長距離をラクに速く走ることができます。速さの理由の一つが車体の軽さ。フレーム素材にもよりますが、クロスバイクは10kg~13kgくらいの重量のものが一般的。女性でもひょいと持ち上げられて、車に積んだりすることができるくらいの重さです。

ちなみにママチャリなどは15kg~、電動アシスト付きになると20kgオーバーということも。スポーツ自転車にとって、車体の重量はスピードにも、漕ぎ出しの軽さにも関係します。このひと漕ぎでスーッと進む感じは、試乗をしてみるとすぐにわかります。はじめてクロスバイクに乗ると、全然力を入れて漕いでいないのにスピードが出る軽快な走りに感動すること間違いありません。

ギアがたくさんある

多段変速ギアを搭載しているクロスバイクのドライブトレイン

前3 x 後9の組み合わせのモデルが一番人気

クロスバイクは多段ギアを搭載しているものが多く変速機も前後2箇所についています。車体によって異なりますが、前側2~3段、後側7~11段という多段ギアが特徴です。なるべく体に負担をかけずに長い距離を走るためには、こまめにギアチェンジをすることが大切。信号での漕ぎ出しのときも、重たいギアよりも軽いギアのほうが疲れないですよね。

重たいギアから軽いギアまで幅広い組み合わせが可能なため、陸橋やキツイ登り坂も軽いギアを選べばラクに走ることができます。また重たいギアを使えばスピードをガンガンスピードを上げていくことも可能。シティサイクルの時速がおおよそ15km/h前後、クロスバイクは時速20~25km/h、がんばり次第ではもっと速く走ることもできるでしょう。

アクセサリーは必要なものを取り付ける

アクセサリー類を沢山装着したクロスバイクのイメージ

これだけ搭載してもシティサイクルより全然軽い

スポーツバイクがカッコよく見えるのは引き算の美学。泥除けや荷台、スタンドなどは乗り方によっては必要のないケースも多々あります。なので、クロスバイクの完成車には、ペダルや反射板など最低限走れる装備だけで、それ以外は何もついていません。

街乗りならばライトや鍵、泥除け、スタンド、キャリア、ドリンクホルダーなど必要なものは自分で選んで取り付けるかを決めていきます。余分なものを取り付けずに、車体をなるべく軽く、機敏な走りができるようにしてあるのです。

車輪が大きくて、タイヤが細め

人気クロスバイクに装備されているタイヤの写真

シティサイクルよりもやや細くて空気圧が高めだから転がりが軽い

クロスバイクの車輪は700Cとよばれる大きさで、シティサイクルのホイールと同じインチに換算すると27.5インチくらい。タイヤは細く摩擦が少ないためスピードが出しやすく維持しやすいのが特徴です。クロスバイクはおおよそ28C~35Cくらいの太さのタイヤを使っているものが多いのですが、シティサイクルより細く、さらに空気圧が高いため、同じ太さであっても軽い走り心地で、サーっと進んでいきます。

ちなみに、チューブのバルブの先端の形も異なります。シティサイクルによく使われるバルブ(英式)ではなく、米式や仏式のことが多く、空気入れを購入する必要もあります。また決められた空気圧を守ることでパンクのリスクを抑えることができるため、空気圧ゲージのついたポンプがおすすめです。

車輪の脱着が簡単にできる

クイックレリースレバーのアップ写真

クイックレリースレバーを操作するだけで簡単に車輪を外せる

クロスバイクは工具なしで車輪を外すことができます。やり方も一度覚えてしまえば簡単で、誰でもすぐできるようになります。車輪を外すことができたら、パンクしたときのチューブ交換も簡単で、フレームやチェーンまわりの掃除をする際も作業しやすくなります。さらに、車輪さえ外せばコンパクトになるので、車に積み込むのも簡単です。

また輪行といって専用の袋に入れて電車に積み込むこともできます。スポーツ自転車が欲しいけれど自宅に置くスペースがとれない、という場合にも車輪を外して車に積んでおいたり、輪行袋に入れてコンパクトに収納しているという方も時折いらっしゃいます。

ほとんどのクロスバイクが車輪を工具なしで外せるタイプですが、購入する際は念の為確認しておきましょう。世の中には工具がないと車輪を外せないクロスバイクも流通しています。サイクリングを楽しむのならば車輪が工具なしで外せるタイプのクロスバイクを選んだほうがよいでしょう。後からその部分だけ交換することはできません。

力いっぱい漕いでも大丈夫な丈夫なフレーム

スポーツバイクは重たいギアで力いっぱい漕ぐことも、長時間漕ぐことも想定された丈夫なつくりになっています。だからこそ、ペダルで漕いだ力がいちばんかかるクランク周りや体重のかかるハンドル周りは、軽快車よりも剛性が高く、フレームがヨレず、漕いだ分だけしっかり進みます。これがクロスバイクに乗ったときにスイスイ加速していく理由の一つ。体力次第で、時速30km近くで走ることもできるでしょう。

フレームの耐久性が高いのはクロスバイクの特徴です。そのかわり、チェーンに覆いがなかったり、たくさんあるギアの歯もむき出しになっていたりして、放っておくと錆びてしまいます。また長い距離をラクに走れる分、タイヤやブレーキパッド、チェーンなど少しずつ消耗していきます。そのためメンテナンスフリーというわけにはいきません。ときには掃除をしたり注油をしたり、消耗したパーツを交換したりすることで、数年~長い方で十年以上使うことができます。

フレームにサイズ展開がある

XSサイズの女性用クロスバイクのサイズ表記部分

サイズはフレームに記載。メーカーによっても、サイズ展開は異なる

クロスバイクには、XS、S、M、L、XLなどフレームの大きさにサイズ展開があります。ホイールの大きさは700Cという規格であることがほとんどで、フレームサイズが違ってもホイールのサイズは変わりませんし値段も変わりません。

フレームのサイズが異なると、またがった時のフレームの高さ、ハンドルの高さ、ハンドルまでの遠さなどが異なります。小柄な人がLサイズの自転車に乗ったら、またぐこともできず、サドルに座って漕ぐなんてとてもできません。ハンドルをつかもうにも腕が伸びきってしまって、それどころではありません。体格にあったサイズ選びがクロスバイクを楽しむうえでになにより肝心です。

クロスバイクは購入時にサイズフィッティングを行います。サイズ展開はメーカーによっても異なります。同じ身長の方でも、手足の長さも柔軟性も異なるため、各メーカーから身長を目安にしたサイズチャートを出していますが、実際に股下を計測してみないと、なにがぴったりのサイズなのかわかりません。

インターネットなどでの購入ができるメーカーもありますが、サイズフィッティングは店頭で必ず行ってから購入をおすすめします。

サドルは高めにして乗りやすく

クロスバイクのサドルの高さがイメージしやすい写真

地面に足が届きやすいかではなく漕ぎやすい膝の角度になる高さにサドルをセットする

サドルの高さも、予想以上に高く設定するので最初は驚くかもしれません。サドルに座った状態で足がつくようにするのではなく、ペダルを1分間に60~80回転させても漕ぎやすい高さに設定するため、実際はサドルに座った状態ではつま先が地面につくかつかないかという高さになってしまいます。乗り降りの仕方は、シティサイクルと異なりますが、慣れてしまえば、視線も高く、視界も広く、さらに足も回しやすいため、とても気持ちよく走れます。

力の入れやすいほどよい前傾姿勢

クロスバイクの適度な前傾姿勢がイメージできる写真

運動効率が高い適度な前傾姿勢

クロスバイクはシティサイクルよりも前傾姿勢をとりますが、ほどよい前傾姿勢のため初めて乗る方でも違和感なくすぐに慣れてしまうはず。車体が軽い分、ひと漕ぎでスーッと進んでいく感覚は一度味わうとやみつきです。いままでのシティサイクルとは違う加速感に驚く方も多く、試乗したら思わずニヤけてしまうお客様も多数いらっしゃいます。

これならいつもの通勤距離も余裕で行けそう、もっと遠くに行けるんじゃないかという欲が出てくるかも。まず10kmは自転車で行く距離になって、時間さえ気にしなければ100km走るのも夢ではありません!

こちら↓の記事でもスポーツ自転車とシティサイクルの違いについて詳細にご紹介しています。

ロードバイクとの違いから見るクロスバイクの特徴

ロードとクロスの違い

  1. フラットハンドル
  2. 乗車姿勢がアップライト
  3. タイヤが太めで街中でも安心
  4. スタンドなどの拡張性が高い
  5. 高すぎない価格設定
  6. 軽めのギア段が豊富
  7. 程よく座り心地のいいサドル
  8. クロスを改造してロードにできる!?

フラットハンドルがついている

ドロップハンドルとフラットハンドルの比較写真

上がドロップ、下がフラット

ロードバイクに搭載されているドロップハンドル(写真上)とは異なるフラットハンドル(写真下)と呼ばれるタイプがクロスバイクには装備されています。乗りなれたシティサイクルにも採用されているハンドルなので、市街地で安心して操作できます。人通りや車の多い市街地で抜群の操作性を発揮します。

ロードバイクはハンドル幅も狭く不安定でフラフラしますが、クロスバイクは操作がしやすく安定感があり、誰でもすぐ慣れることができます。

乗車姿勢がアップライトでラク

ロードバイクとクロスバイクの前傾姿勢を比較できる写真

左がロード、右がクロス

乗車時の姿勢がアップライトでも安定した走行ができるようにフレームが設計されているので、比較的楽な姿勢でサイクリングを楽しむことができます。

前傾角度が深くなるにしたがって後方確認動作がしにくくなっていくのですが、アップライトだとこのように後ろを振り向く動作も苦になりません。前を向いて走行している時も、意識して顔をあげる必要はなく自然に遠くを見ることができます。深い前傾姿勢で前方を見るのはある程度の慣れが必要なんですが、アップライトなクロスバイク(写真右)ならばその心配もいらないでしょう。クロスバイクは自転車ライフを始めるにあたり大変とっつきやすいタイプです。

ロードバイクはハンドルのほうがサドルより低くかなり前傾姿勢になり、さらにハンドルも遠くなります(写真左)。対してクロスバイクはハンドルのほうが高くなるため、ほどよい前傾姿勢をつくりつつ、視線は高く視界も広いため安心感があります。

タイヤが太めで街中も安心

クロスバイクとロードバイクのタイヤの太さ・細さを比較できる写真

左がロード、右がクロス

スポーツ自転車と聞くと、タイヤの細いやつでしょ?と思い浮かべる方も多いと思いますが、それはロードバイク(写真左)。ロードバイクはタイヤが細く、溝もないツルツルしたタイヤで抵抗がなくスイスイ進むことができます。その反面、段差や道路の溝に気を使います。クロスバイク(写真右)のタイヤはシティサイクルと同等、もしくはやや細いレベルです。規格でいうと700×28C~35Cが多いです。この太さならばクッション性も高くて、乗り心地も良く、車道から歩道へ上がる段差なども気楽にいけます。

スタンドなどのアクセサリーの取り付け拡張性が高い

キャリアやリアライトなどを取り付けたクロスバイクを後ろ方向からクロスバイクにはキックスタンドの取付がたいていのモデルで可能です(フレームがカーボンの場合は別ですが)。ロードバイクの場合だと、フレームがカーボンであったり、アルミフレームであっても軽量を謳っているようなフレームにはキックスタンドの取付ができません。街乗りなどでちょっと駐輪したいときにキックスタンドはあると便利です。さらに泥除けや荷台、カゴなどの取付もできます。カスタム次第では実用的な使い方が可能です。

高すぎない価格設定

ロードバイクやマウンテンバイクと比べると、クロスバイクは高すぎない価格帯にラインナップされているため、懐事情的にも他のタイプよりもとっつきやすく、なんとなくサイクリングを始めたい、学校や勤務先に自転車で通いたい、運動不足を自転車で解消したいなどとお考えのスポーツ自転車初心者にとても人気です。

スポーツ自転車専門メーカーの一般的な車種別の価格レンジ

  • クロスバイク:5〜30万円くらい
  • ロードバイク:8〜120万円くらい
  • マウンテンバイク:7〜100万円くらい

世界的にもメジャーなスポーツ自転車専門メーカーがラインナップしているクロスバイクは、およそ5万円(税抜)から30万円くらいまでとなっています。カラー展開が豊富で毎年人気のモデルは、5〜10万(税抜)くらいのモデルになります。エントリーモデルは高校生の自転車通勤などに大変人気で、10万円前後のモデルになってくると、パーツ類も少しいいものが装備されていることもありスポーツやフィットネス、自転車散歩、自転車通勤などを目的にお求めになる社会人の方が多くなります。20万円、30万円となってくるとカーボンフレームを採用していたりしてロードバイクに近い軽快な走りを体感できるモデルになるため、贅沢な走行感を味わいたい方に人気になっています。

軽めのギアが充実

ロードバイクよりもクロスバイクの方が軽めのギアが充実しています。前側のギアが3段あるクロスバイクの場合、クロスバイクの一番軽いギアは、平地だと漕いでも全然進まないほどですが、峠道など急な坂がずっと続く場所では、ペダルを回してさえいれば進んでいってくれます。

ロードバイクの場合だと、一番軽いギアにしたとしても、自力でふんばって登っていかなければなりません。クロスバイクで峠に行く方は少ないかもしれませんが、通勤路や家の近くにある急な坂道などを想像してみてください。体力に自信がなくても軽いギアを使えば大丈夫です。クロスバイクがとっつきやすいのは、体力などに関係なく、移動が楽になるからかもしれません。

サドルは広めで柔らかめ

クロスバイクとロードバイクのサドルの機能・特徴の違いを比較できる写真

左がロード、右がクロス

スポーツ自転車のサドルは細いし薄いしお尻が痛くなりそう…と思われがち。たしかにロードバイクのサドル(写真左)は前傾姿勢をとって、お尻だけでなく腕にも体重を分散をして乗るため、クッション性も少なく足を回しやすいように形もシュッとしています。クロスバイクのサドル(写真右)はというと、アップライトな姿勢に合わせてお尻に荷重がかかることを想定して座面のクッション性が高くなっています。

クロスバイクの方が走行中にペダリングを休む時間や信号待ちなどで停止する頻度も多くなりますし、ロードバイクでのサイクリングよりケイデンス(足の回転)が少なくなるのでお尻に荷重がかかりやすいため、このようなややポテッとしたサドルがおすすめなのです。

1Dayサイクリングのように数時間かけて数十キロ乗るような日には、パッド付のインナーパンツなどを着用したほうがいいと思いますが、日ごろの数kmの通勤通学などは、いつもの服装でまったく問題ありません。気軽な服装で乗れる、というのもクロスバイクの魅力ですね。

ドロップハンドルをつければロードバイクになる?

よく「クロスバイクにドロップハンドルをつければロードバイクになりますか?」という質問をいただきますが、ロードバイクにはなりません。そもそもフレーム設計が違うので、同じハンドル、同じサドルの高さにしたとしても、フレーム形状や剛性の違いによる力の伝達能力も異なるため、同じ走りにはなりません。変速やブレーキレバーの互換性の問題もあります。ハンドルが高めでアップライトな姿勢をとりながら、ペダルを快適に漕げるという設定のクロスバイクでドロップハンドルをつけたら、姿勢が安定せずに漕ぎにくくなってしまいます。クロスバイクとロードバイクはまったくの別モノです。

クロスバイクを選ぶ際の注目ポイント

クロスバイクを選ぶ際のポイント

  1. 重さ・軽さ
  2. フレーム素材
  3. 品質や耐久性
  4. 変速機の段数の違い
  5. ブレーキはディスクがおすすめ
  6. 信頼できるパーツを使っているか?
  7. タイヤの太さ
  8. サスペンションの有無
  9. 車体以外に揃えるべき基本装備
  10. サイズが豊富なメーカーを選ぶ

重さ・軽さ

車体が軽ければ軽いほど、漕ぎ出す際に力が不要で加速がよくなります。さらに軽ければ軽いほど、登り坂などで疲れにくくなります。自転車は自分の漕ぐ力がエンジンですから、進めるべき自転車そのもの自体が軽い方がより疲れにくいのです。

クロスバイクの場合、車体重量はおおよそ10kg~13kgくらい。女性でも持ち上げることができて、車に積み込んだり、数階建てのマンションまで持ち運びができるくらいの重さです。

10kg ~13kgのものは、フレームはアルミ製の場合が多く、フロントフォークがカーボンであれば軽くなります。またタイヤも細くなれば軽くなります。逆に13kgやそれ以上のものはフロントフォークにサスペンションがついていたりタイヤが太かったり、マウンテンバイクに近いタイプに多いです。

10kgをきるのは軽量タイプ、もしくはロードバイクに近い設計のモデルともいえます。フレーム素材にカーボンを使用していたり、ロードバイク用のパーツを使用していたりするため高価になりがちです。一概には言えませんが、一般的に高価なものほど軽い傾向にあります。

クロスバイクとして販売していても、シティサイクルと重量がほとんど変わらないものもあります。フレームが鉄でできていたり、ホイールがとても重たかったりする場合などそうなりがちです。フレームがとても細身であったり、逆にすごく太かったりする場合には注意が必要です。たとえば2~4万円くらいのもので、ホイールの外周部が横からみると幅が広いものは(エアロタイプのロードバイクみたいでかっこよくみえるのですが)、ホイールがスチールでできていてズッシリと重たい場合があります。購入時に持ち上げて確認をおすすめします。

フレーム素材

アルミ

アルミフレームで有名な某メーカーの工場でのアルミ溶接の様子軽量で、スポーツ自転車に必要な剛性を併せ持つため、クロスバイクにもっとも多いフレーム素材です。カーボンのように割れてしまうというリスクは少なく、駐輪場などで倒れてしまってたり、普段使いにも安心な丈夫さが魅力です。

アルミフレームの場合、キックスタンドの取付にも耐えられる厚みと強度をもっているため、アクセサリー取付の自由度が高く実用的です。走行性能が高いにもかかわらず価格も良心的な設定のモデルが多く、街乗りや自転車通勤、自転車通学にはアルミフレームがオススメです。

さらに乗り心地をよくしたい、長時間乗っても疲れにくいものにしたいという場合には、フレームはアルミでも、フロントフォークがカーボン素材になっているモデルを選ぶとよいでしょう。カーボン素材ならではの振動吸収の高さと、素材の軽さで体に優しい走りを体感できます。

カーボン

OCLVカーボンフレーム製造工場の内部写真アルミフレームと比較すると高価で、カーボンフレームを使ったクロスバイクは20万円以上することもあります。カーボンフレームのメリットはまず車体の軽さ。10kg以下の車体重量になるため、輪行なども簡単にできるようになります。また剛性が高くパワーをロスしないため、漕いだ分グイグイ進みます。

カーボンフレームでもっとも魅力なポイントが振動吸収性の高さです。さまざまな方向に配置されたカーボン繊維がほどよくしなるため、路面からの突き上げ感を和らげて長時間乗っても体に不快感が伝わらず疲れにくくなります。ロードバイクに負けないくらい速く走りたいという方、休日はサイクリングロードで長めの距離を走る方、体力回復には自信がないという方におすすめの素材です。

価格がもっとも安いのは鉄素材のクロスバイクです。ママチャリなどのシティサイクルも鉄であることが多く、クロスバイクで鉄フレームの場合やはり車体重量は重たくなってしまいます。アルミよりも剛性は低く、錆やすかったり、耐久性や強度の面であまりおすすめはしません。

フレームの素材や使用しているパーツで、剛性が変わってきます。剛性というのは、力をかけたときにフレームやパーツのしなりを抑えて、漕いだ力を自転車が前に進む力に変えてくれるたわみにくさです。剛性が高いものほど、ひと漕ぎでスーッと走りだして、がんばって漕いだ分ぐいぐい加速していきます。剛性を比較すると、カーボン>アルミ>鉄の順です。そして剛性はやはり価格に比例します。

2~3万円のクロスバイクと5~6万円のクロスバイクでは、重量のちがいだけでなく剛性がかわるため、同じように漕いでも進み方が違います。日ごろの接客の中でクロスバイクの買い替えを検討している方に実際に乗り比べてもらうと「自分のものと全然違う、速い」という感想を耳にします。フレームの剛性、さらには使用しているパーツの剛性も異なるためです。

クロスバイクのヘッドチューブ部分を撮影

ヘッドチューブは太い方がハンドル操作が安定してふらつきにくい

ちなみにフォークやヘッドチューブ回りの剛性が高いとハンドリングも安定します。フラフラせずに放っておけばまっすぐ進むし、カーブなどではちょっとハンドルを切るとグイッと動いてバランスを失う感覚はなく、余裕のあるハンドル操作が可能になります。線の細いフレームよりは、ちょっと太めな見た目のフレームを選ぶ。アルミフレームはちょっと太めに見えるけれども肉薄になっていて軽い場合がほとんど。軽さと剛性、ちょうどいい価格を兼ね備えているため、クロスバイクにもっとも多い素材です。

品質や耐久性

クロスバイクは日常の足として毎日使う方も多い乗り物です。シティサイクルよりも高価なので、購入する際にどれにしようか迷いに迷うもの。だからこそ長く乗り続けたいと思うものです。タイヤやブレーキパッド、ワイヤーなどの消耗品を交換しながら10年以上乗り続ける方もいます。もちろん、保管状況や手入れの仕方によって、車体寿命は変わってきます。

ですが、大前提として毎日乗っても、安心な品質や耐久性を持つものを選ぶべきです。どう判断すればいいのか迷うところではありますが、フレームに生涯保証がついているメーカーを選んでおけば安心です。自転車は工業製品ですので、製造時の欠陥が理由で後々になってトラブルが発覚することもないとは言い切れません。走行中の事故は命にかかわるものなのでなおさらです。品質保証をしてくれるメーカーならばなにかあっても安心です。

たとえばバイクプラスで扱っているTREK(トレック)というメーカーのフレームには、すべての車種に「生涯保証」がついてきます。製造上および材質上の欠陥について、フレームに関しては生涯にわたり保証をしますというものです。トレックはアメリカのスポーツ自転車のメジャーブランドですが、製品を作る際の強度や耐久性テストに対する安全基準が高くメーカー独自基準を持っています。

以前、TREKのテストラボを見学したときに子供用自転車のフロントフォークの耐久テストを行っているのを見たことがありますが、衝撃を加えること10万回、場合によっては20万回、時間にして1日半。3歳で買った自転車のフロントフォークが92歳になっても壊れないという、最悪の場合を想定したテストを行っていました。品質や耐久性への自信を裏付ける生涯保証について、詳しくはこちらのメーカーホームページ「Warrantied for life (生涯保証)」をご覧ください。

TREK U.S.A本社工場の内部を見学した際のレポート記事もおすすめです。

変速機の段数の違い

クロスバイクの変速機はフロントとリアの2か所についていることが多いです。フロントは1段のものもあれば、2段、3段のものもあります。リアは少ないもので7段くらい、多いもので11段ついていますが、平均的にみるとリア側は8段や9段の変速を付けているクロスバイクが多いと思います。

クロスバイクの変速機フロント側から撮影たとえば前が3段、後ろが8段ある場合、合計24段変速と表記されます。変速は段数がたくさんあれば、軽いギアから、重たいギアまで、幅広いギアが走行中に選べます。登り坂では軽いギアでとにかく回していけば登っていきますし、平坦な場所でスピードを出したいときには重たいギアを使います

たくさんギアがあれば、自分の筋力に合ったちょうどいいギアが見つかります。3段変速のママチャリで段かえたら思いのほかペダルが重たくなって漕げなくなってしまった、という経験ある方も多いのではないでしょうか?それがなくなります。なるべく力を使わずに軽快なスピードで走ることができたら、長時間走りつづけることができます。坂道でも積極的にギアを使う。こまめなギアチェンジがラクして走るためには肝心です。ぜひ購入時に試乗をしてギアの段数や重たさは足りているか、確認してみましょう。

安価なクロスバイクの場合、フロントには変速機がついていないこともあります。後ろが6~7段ついていれば問題ないと思うかもしません。しかしこの先引っ越したりして、坂の多い街にいくとフロント変速があるととても便利です。また、街乗り用として購入したつもりでもクロスバイクに乗ることが楽しくなってしまって、長距離サイクリングに挑戦したくなる方もいます。変速段数は多ければ多いほど、坂道にも対応できますし、疲れをためずに走ることができるので、フロントにも変速がついているものを選ぶと今後の楽しみ方の幅が広がるでしょう。

ブレーキはディスクブレーキがオススメ

最近、クロスバイクで主流になりつつあるディスクブレーキ。すこし前まで主流だったリムブレーキは、ホイールの外周部をゴムパッドで押さえて止まる方式で雨が降ってリムが濡れてしまうとブレーキが利きにくいというのが弱点がありました。その弱点を克服し、さらい軽いブレーキタッチでしっかり効くのがディスクブレーキです。

ディスクブレーキは天候や路面状況にかかわらず制動力が安定しているのが特徴です。ワイヤー式のものと油圧式のものがありますが、なかでも油圧式のものは指1本でレバーをひくだけでも確実なブレーキングが可能です。この軽いレバータッチは、信号でのストップ&ゴーの多い市街地でも真価を発揮します。サイクリング時の下り坂にも、軽い力でしっかり止まるというのは安心です。手の小さな小柄な方の助けにもなります。

ブレーキが簡単にしっかり効くというのは、安全面から考えても大事なことです。またディスクブレーキは雨の日でも制動力が落ちにくく、天候取らず毎日クロスバイクに乗るという方にも最適です。

また、ディスクブレーキの魅力に見た目のよさを挙げる方も多いです。ホイールのリム(外周部)が黒いことが多く、車体全体がかっこよく見えるという意見もありますし、ディスクの存在感が乗り物としてカッコイイという意見もちらほらあります。

信頼できるパーツを使っているか

ブレーキや変速機、クランク、チェーン、ハンドル、レバーなどフレーム以外のパーツも要チェックです。自転車の価格のなかで、大半をしめるものはフレーム&フォーク、ホイールです。そのほかの部分のパーツは価格をおさえるために安価なパーツを使用していることがあります。付属パーツによっては、ブレーキのレバーが重たかったり、動きが悪くしっかりブレーキがかからないこともあります。安全上これは心配です。

変速に関しても同様で、操作がしにくかったり、切り替わりが悪かったり、チャリチャリと駆動音が大きかったり。そのほかクランクやハンドルまわりのパーツに関しても、クロスバイクといえど、シティサイクルと同じパーツを使用していて剛性が低くて全然進まないということもあります。

シマノ製のブレーキレバーとシフトレバーを使ったクロスバイク

「Shimano」のロゴが目印

駆動系のパーツをつくるメーカーはさまざまありますが、目安として「Shimano(シマノ)」というメーカーのパーツを使用しているものを選ぶと安心です。シマノは、ロードバイクやクロスバイク、MTBなどのスポーツ自転車はもちろん軽快車まで幅広い自転車パーツを作る日本のメーカーです。メイドインジャパンの技術力の高さに定評があり、操作性のよさ、扱いやすさ、耐久性高さなどからスポーツ自転車の多くのメーカーの完成車にシマノ製のパーツがついています。シマノはどの自転車店でも取り扱いのある世界的に見ても一流メーカーです。破損などの際もパーツが手に入りやすく、パーツメーカーとしての信頼が高いです。フレームと同じで、パーツも信頼できるメーカーのものを選びましょう。

比較的お求めやすい価格帯のクロスバイクの中でも、ALTUS、ACERA、ALIVIOといったグレードのコンポーネントパーツが搭載されていると安心です。

タイヤの太さ

タイヤの太さは、走りの軽快さや乗り心地に関係します。軽快な走りを求めるなら細め、安定感を求めるなら太めのものがおススメです。クロスバイクのタイヤのサイズは700×32C、700×28Cなど、いくつか種類があります。700というのは車輪の径で、32Cが太さを表します。

32Cのクロスバイクのタイヤをアップで撮影

700×32Cのタイヤ

32C~35C

少し太めですがその分安定感があり段差なども気にすることなく走れます。空気の量も多いので、乗り心地がいいのも特徴です。街乗りがメインという方におすすめのタイヤサイズです。

28C

タイヤの空気圧も高くなり、漕ぎ出しが軽くスピードを上げやすい太さです。乗り心地は32Cには劣りますがスピード感も楽しみたい方、休日のサイクリングがメインという方にオススメです。

25C

もはやロードバイク並みの細さ。安定感は劣りますが、地面との接地面は少なく、シャーッッっと軽い走りを体感できます。

「細いからパンクをしやすいのではないか?」と思う方もいらっしゃいますが、あまり気にしなくても大丈夫です。クロスバイクのタイヤは耐パンク性などを高めた厚みのあるものがほとんど。大事なのは適正空気圧を維持することです。細いとそもそも入っている空気の量が少なく抜けも速いです。定期的な空気の補充が必要です。

ホイールとタイヤの相性はありますが、タイヤを細くカスタムすることも可能です。細ければいい、軽いほうがいいということではないので、安定感や乗り心地も考えて使い方に合ったタイヤのサイズを選びましょう。

サスペンションの有無

左がサスペンション、右がリジッドフォーク

前輪とフレームをつなぐ部分をフォークといいます。通常のフォークを「リジットフォーク」、バネが内蔵されているのが「サスペンションフォーク」です。

もともとサスペンションはマウンテンバイクの装備。段差を越える際にサスペンションが沈んだり戻ったりすることで、つねに地面とタイヤが接している状態をつくり、車体が跳ね上がることなく自転車をコントロールするためのものです。サスペンションフォーク付きのクロスバイクは、段差や路面状況の悪いガタガタした場所も、未舗装の道も、安定して走り続けることができます。タイヤも太めの35C以上のものがついていることが多いです。ふわふわして、乗り心地がいいと感じるはずです。

便利な反面、リジットフォークに比べると重量が重くなってしまいます。また舗装路を走っているときにも立ち漕ぎなどをするとサスペンションが動いてしまってパワーロスになってしまうこともあります。なのでスピード感や漕ぎ出しの軽さ、軽快さにはリジットフォークに軍配があがります。

サスペンションフォークのなかには、ロックアウト機能といって、沈み込みをロックできるタイプがあるので、舗装路をメインで走るという場合にはロック付きを選ぶのがおすすめです。また長期間雨ざらしにしてしまうと、サスペンション内部のばねがサビてしまって危険です。保管状態には気を付けたほうがいいでしょう。

一方、リジットフォークのクロスバイクは軽量さや故障箇所が少ない頑丈さが特徴です。ハンドリングも機敏でサクサク動きます。リジットフォークの素材にはスチールやアルミ、カーボンなどがありますが、軽さと振動吸収性が自慢のカーボンフォークがついているモデルがなかでも軽快です。リジットフォークといっても、歩道と車道の段差などは全く問題なく越えられます。舗装路を走るならばリジットフォークで、軽量でスピード感あふれる走りを楽しむのがおすすめです。使い方に合わせてどちらが自分に合うか、想像してみましょう。

車体プラスαの予算を

スポーツ自転車を買うときに一緒にそろえたいアイテムを俯瞰で撮影クロスバイクにはシティサイクルに標準装備されている鍵、ライト、カゴ、泥除け、スタンドなどのアクセサリー類が全て別売りになっています。

また、万が一の際に身を守るためのヘルメットやグローブ、いつでも水分補給ができるようドリンクホルダーや保冷サイクルボトル、出先での急なパンクを自分で直すための道具、スピードや走行距離がわかるサイクルコンピューター、ナビゲーションや走行ルートを記録できるGPS機能付きサイクルコンピューターなども必要に応じて購入しましょう。車体との互換性の有無や取付など難しいことも多いので、クロスバイクを購入するお店で一緒に揃えると良いでしょう。

最初に揃えたいグッズ類についてはこちら記事をご覧ください。

サイズ展開が豊富なメーカーを選ぶ

XSとSとMサイズを横から比較

手前からXSサイズ、Sサイズ、Mサイズで並んでいます。フレームの形も角度も高さも全然違います。

クロスバイクは、自分に合ったサイズに乗ってこそ、楽しく快適に気持ちよく走ることができます。スポーツ自転車専門の大手メーカーから出ているクロスバイクはXS,S,M,L,XLといったように同じ車種のなかに複数のサイズが用意されています。身長が5cm違えば、ワンサイズ変わってしまうほどです。実際は適正のサイズのフレームを選んでも、さらに個人個人に合わせて、ハンドルを1cm近づけたり、サドルを1cmずらしたり、乗りながら微調整をすることも少なくありません。cm単位(もっといえばmm単位)でいろいろ調整できる、のが真のスポーツ自転車です。

小さすぎるサイズのクロスバイクに乗ってみた姿勢を真横から

XSサイズ(適応身長~155cm前後)の車体に、172cmの男性が乗ると、ちょうどいいサドルの高さにもできず、ハンドルは近くて低いため操作しにくい。

世の中には「適応身長160cm以上」というようにワンサイズしかないモデルも売られています。その場合、160㎝の人も180cmの人も同じサイズの自転車に乗ることになります。20cmの身長差があれば衣服のサイズは全然違いますよね。それと一緒です。乗りにくいのはもちろんですが、サイズが合わないとサドルが異様にフレームより飛び出てしまったりかっこ悪いセッティングにもなってしまいます。ちょっとの距離ならば多少の我慢はできますが、乗り慣れてきて休日に思いっきり距離を走ってみよう!と思ったときに、無理のない姿勢で乗っている人とそうでない人の差は歴然。一生懸命漕いでいるのにスピードが出ない、肩や腕や足腰が痛くて乗り続けることができない、なんてこともあります。

フレームサイズがたくさんあるメーカーは、統計的にそのサイズの適応身長の人が乗ったときに、無理なく、無駄なく、カッコいいセッティングにできるよう設計されています。実際、フレームのサイズに合わせてハンドル幅が異なったり、クランクの長さが違っていたりもします。漕ぎやすく力がしっかり入るサドルの高さに設定したときに、乗り降りが安心してできるのか、ハンドルまでの距離感が適正でハンドル操作がゆとりをもってできるのか。いろいろ考えられているのです。

クロスバイク購入前にあたって大切なこと

どんな使い方をしたいのかイメージすること

クロスバイクで川沿いを走る自転車通学や自転車通勤、ポタリング、運動不足解消、休日に思いきり遠出など、クロスバイクでできることはたくさん!クロスバイクを買ったらこんな風に使いたいというイメージをすれば、どんなクロスバイクを選べばいいのか見えてきます。

・雨の日でも通勤通学ということならばディスクブレーキがついたものが良さそう
・河川敷を子どもと一緒に走りたいからサスペンション付きがいいのかな
・休日の趣味として始めたいからなるべく軽快に走れる軽いモデルがいいな

などなど、乗り方をイメージすると選択肢がしぼられてきます。いろいろ調べすぎて、もう何を選べばいいかわからなくなっちゃった!というときにはショップで試乗したり、相談したりするのが一番です。

自分に合ったサイズのクロスバイクを選ぶこと

Mサイズに男性スタッフがまたがったときの様子

172cmの男性がMサイズに乗ると前傾姿勢もハンドルまでの距離もちょうどいい

Mサイズのクロスバイクにまたがった様子を横から撮影

155cmの女性がMサイズに乗ると、ハンドルが遠くて腕がのびきってしまう。乗り降りも危ない。

クロスバイクには『サイズ』が存在します。 身長や股下、腕の長さに合ったフレームサイズを選ぶことが大切です。洋服と同じように、XS,S,M,L,XLというように一つの車種に複数のサイズが用意されています。大きすぎると、ハンドルは遠く腕は伸び切り、サドルを跨げないとうことも。逆に小さすぎると漕ぎやすいサドルの高さにすることもできず、ハンドルが近くて低すぎて乗りにくいということもあります。とにかく、体格にあったサイズ選びをしないと、体に負担がかかるのはもちろん、せっかく買ったのに気持ちよく走ることができません。

クロスバイクは購入時にサイズフィッティングを行います。サイズ展開はメーカーによっても異なります。同じ身長の方でも、手足の長さも柔軟性も異なるためサイズが異なる場合もあります。インターネットなどでの購入ができるメーカーもありますが、サイズフィッティングは店頭で必ず行ってから購入をおすすめします。詳しくは『スポーツ自転車はフレームサイズ選びがとても重要』をご覧ください。

購入後のことも考えて実店舗で購入すること

店頭でのクロスバイクの試乗の様子クロスバイクは乗り降りの仕方も、変速の操作方法、空気の入れ方もシティサイクルとは異なり、納車時に知っておいたほうが安心なことがたくさんあります。また、変速機は使っていくうちにだんだんと初期なじみを起こして切り替わりにくくなったり、走行時の振動や衝撃で各部がゆるんできてガタついたりするものです。クロスバイクは購入後に定期的に点検や調整をしていくと、安全で快適な状態で乗り続けることができます。

また、実際に乗ってから疑問点が出てきたり、もっと快適にするために追加でアクセサリーをつけたくなったりするものです。実店舗で購入して、馴染みの自転車屋さんをつくっておけば、何かあったときにもすぐに駆け込むことができてその後の自転車生活も安心です。

店頭で接客していると「インターネットなどで2~3万円で売っているものもあるけれど、どうなんでしょう?」という話を耳にします。インターネットでの購入ではアフターサポートが得られなかったり、メーカーの保証なども短かかったり、製品に不具合があった場合などやりとりを個人でしなければならず、なかなかに面倒です。またどんな状態で手元に届くか分からず、ハンドルの固定など調整は自分で行うケースもあります。インターネット購入の自転車の修理持ち込みの場合、安全で快適という状態にするために1万円~それ以上の工賃がかかるケースも少なくありません。場合によっては箱から出して組み立てなどとなると数万円の工賃がかかることも。手間と、その後のアフターケアを考えた場合にどちらがいいかよく考えてから購入することをおすすめします。

クロスバイクの楽しみ方

クロスバイクの楽しみ方

  1. 自転車通学
  2. 自転車通勤
  3. ポタリング
  4. 輪行サイクリング
  5. フィットネス
  6. 長距離サイクリング

自転車通学

中高生や大学生の通学にクロスバイクを選ぶ方が増えています。カッコよくて速く走れるのが人気の理由です。春先は進級祝いなどで購入される方も多いです。15km以内であれば1時間前後で着きます。雨でも乗る方が多いので、ディスクブレーキがついていて、タイヤも細すぎないモデルが人気です。部活動などで重たい荷物がある場合には、リュックを背負ったり、荷台をつけたり、用途に応じたカスタマイズがおすすめです。

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自転車通勤・日常の相棒

普段はバイクや車で移動しているものを自転車に変えると、適度に体を動かすことができるのに、じつは15km以内であれば移動時間はあまり変わらなかったりするものです。道の渋滞も気にせず走れて、気持ちのいい風を感じることができます。

自転車通勤ならば、朝晩の通勤ラッシュからも解放されて、体を動かすことで頭もすっきり冴えた状態で仕事をスタートできます。仕事で嫌なことがあったときは遠回りして帰ってみたり、ストレス発散にもなります。クロスバイクなら15~20km程度の自転車通勤はだいたい1時間前後なので、じつは電車通勤のドアtoドアとほぼ変わらない場合が多いです。いつのまにか体力もついて運動不足も解消します。

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ポタリング

クロスバイクで近所をお散歩する休日やちょっと時間のあいたときには気ままに自転車散歩(ポタリング)。身近なサイクリングロードを走ってみたり、気になるカフェまで行ってみたり、知らない道を通ると何か発見があるかもしれません。のんびりペースで走れば、クロスバイクはアップライトな姿勢だからこそ風景を愉しむことが出来ます。

春は桜並木の下を走ったり、夏は朝晩の涼しい時間に風を感じに出かけたり、秋は紅葉を楽しんだり、味覚狩りに出かけたり、冬は昼間の暖かい時間だけ買い物がてら出かけたり、歩くよりも遠くに行けて、いろんな発見ができるのがポタリングです。

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輪行サイクリング

クロスバイクで輪行に出かける輪行袋に収納し電車に乗って出かけることができたら、日本中どこへでもサイクリングに出かけることができます。旅先の移動にはクロスバイクがあると便利。バスで行くところをクロスバイクでいけば時間を気にせずに旅のプランを立てられます。好きなときにすぐに止まることもできて、車のように駐車場を探したりする必要もありません。抜群の機動力で旅をより一層楽しむことができるでしょう。いつもと違う景色を走るだけでもワクワクします。

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フィットネス

クロスバイクをフィットネス用途に使っているイメージ画像日ごろの運動不足解消に、スタイルのキープに、体力の増強に、クロスバイクならば無理なく日常に運動をプラスできます。乗車姿勢もきつくなく、誰でもすぐに慣れることができて、軽いギアでも回していけば、無駄な筋肉がつくこともなく有酸素運動をできます。1日30分クロスバイクでの移動を取り入れるだけでも続けていけば効果あり!ジムに通うのもいいですが、クロスバイクで風を感じながらフィットネスというのも気持ちいいですよ。

長距離サイクリング

クロスバイクでロングライドに出かけるクロスバイクに慣れてきたら半日~1日かけて、50~100kmという長距離サイクリングへ出かけてみましょう。自分の力で100km走ったときの達成感と疲労感は格別で、ごはんがとてもおいしく感じられます。クロスバイクでも長距離はもちろん可能。お尻が痛くならないようにパッド付のパンツをはいたり、水分補給をこまめにしたり、パンク修理の練習をしたり、準備をするに越したことはありませんが、勢いも大事です!クロスバイクにはじめて乗ってあまりの軽快さに感動したら、どこまでいけるのか挑戦してみようという気になるはずです!

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