ヒルクライムはサイクルスポーツの中でも特に人気のカテゴリーです。数千人規模で参加者が集結するヒルクライムイベントがたっくさんあります。中には5千人を超えるような大会も! しかも驚くことなかれ。参加者の多くはスポーツサイクルをはじめてから1〜2年の初心者が多いのも特徴なのです。せっかくロードバイクを手に入れたのなら一度チャレンジしてみることをおすすめします。
基本的には地域振興や寝不足による自動車運転の危険を減らすなどの観点から大会周辺エリアでの前泊が組み込まれている場合がほとんどですので、初参戦でも焦らず落ち着いて現地に向かうことができ当日は存分に激坂相手にチカラを出し切ることができるでしょう。
Mt.富士ヒルクライム
距離:25km/平均勾配:5.2%/最大勾配:7.8%/標高差1,270m
ヒルクライムイベントの中でも最も人気の高いのがこのMt.富士ヒルクライム。北麓公園から富士山の五合目をゴールとしたスバルラインを駆け上がる全長約25kmのヒルクライムが愉しめます。過去大会では99%以上の完走率で初めての方でも安心!平均完走タイムは1時間49分。さて、アナタは・・・??
毎年数千人が参加するこのイベントは、富士山というだけでも登る価値アリ。
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マウンテンサイクリングin乗鞍
距離:20.5km/平均勾配:6.1%/最大勾配:15%/標高差1,260m
歴史のあるヒルクライムイベントといったら乗鞍。四半世紀を越える歴史があり、国内イベントでは最高所(2,716m)となる長野と岐阜の県境がゴール。山頂のゴールは達成感も抜群!登るにつれて広がる乗鞍高原の自然もポイントです。
7kmのショートコースもあり、体力などに合せて参加するコースを選択できます。
榛名山ヒルクライムin高崎
距離:14.7km/平均勾配:6.0%/最大勾配:14%
2013年が第一回目となる、全長約16kmの通称”ハルヒル”。榛名湖を展望できる天神峠の頂上がゴール。距離の短い初心者コースの設定もある地域密着型のヒルクライムイベントです。イベントのシャトルバス運行もあり、輪行での参加もしやすくなっています。
有名漫画家がキャラクターデザインを務めるこのイベントは今後要注目!
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まえばし赤城山ヒルクライム大会
距離:20.8km/平均勾配:6.4%/標高差1,313m
山頂ゴールとなる赤城山は標高差1,313mの全長20.8kmのヒルクライムです。前橋合同庁舎をスタートする今大会は、街中を走り抜け山岳に入るコースになっています。勾配の変化が少なく、一定のペースが保ちやすいコースといえるでしょう。
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ツール・ド・八ヶ岳
距離:約25km/平均勾配:5.4%/標高差約1,300m
長い歴史を持つツール・ド・八ヶ岳。初春の八千穂高原を駆け抜け、標高2127mの麦草峠を制するヒルクライム大会です。標高差はおよそ1300㍍。最速タイムは1時間6分です。登るごとに変わる景色を楽しみながら走るのもいいでしょう。
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ツール・ド・草津
距離:12.3km/平均勾配:6.8%/標高差768m
草津といったら温泉&ゲレンデですが、もちろんヒルクライムも有名です。通常4月開催のツール・ド・草津は、途中雪の壁を横目に走ることのできるイベントです。普段とは違う景色を愉しみつつ走るならば草津がオススメ。
ゴール地点の気温が氷点下の事もあるので服装には要注意です。帰りに”温泉”なんていいですよね。
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嬬恋キャベツヒルクライム(嬬恋・万座ハイウェーヒルクライム)
距離:約18km/平均勾配:約5%/標高差912m
嬬恋・万座といえばキャベツや温泉などで有名ですね。本来自動車専用道路である『万座ハイウェー』を自転車で走ることのできる年に一度のチャンス! 勾配も緩く、完走率も高いので初ヒルクライムイベントとしてもオススメ。
ゴール後には温泉や高原野菜、観光も楽しめるのが”恋ヒル”です。
最後に
ハルヒル(榛名山ヒルクライム)に参加したスタッフによる動画です。
遠足や観光で出掛けたことがあるような場所だったりもしますので、そこをロードバイクで走行するのはなかなか不思議な体験です。ぜひ挑戦してみてください♪
普段はこちらで紹介しているもう少し身近なエリアで登りの練習をしてみては?
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