防水サドルバッグの超定番!ORTLIEB(オルトリーブ)の防水性能をテストしてみた

2019年3月2日
アウトドアグッズで必須の機能ともいえる防水性能。自転車も例外でなく、サイクリング時の突然の雨で荷物が濡れないのはかなり心強いものです。今回は防水性も耐久性も高いと定評のあるORTLIEB(オルトリーブ)のサドルバッグの防水性能を確認していきたいと思います。

オルトリーブは丈夫な防水バッグをつくるドイツメーカー

オルトリーブの防水サドルバッグを取り付けた車体サドルの下に取り付けることができるサドルバッグ。中身は、空気入れやチューブ、タイヤレバーなどのパンク修理セットを入れている方が多いものです。ロングライドになると、できるだけ荷物はコンパクトにと、サイクルジャージのポケットを使ってもなお入りきらないような、カギや補給食、はたまたお財布やスマホなどを入れる場合もあります。 最近ではバイクパッキングといって、できるだけ荷物に積めるものは車載するという考えの方も増えていて、サドルバッグの種類やサイズも大きいものが増えてきています。大きくなればなるほど、じゃあウィンドブレーカーを入れようか、防寒具を入れようか、輪行袋を入れようかと、いろいろ入れたくなってきます。そうなると突然の雨でも安心な防水性能の高さはサドルバッグを選ぶ際の大事なポイントに。 実際、峠などの下りで地下水が浸みだしていて思わぬところで路面が濡れていたり、雨が上がった翌日に水たまりができていたり、河川敷などの低いところでぬかるんでいたりと、雨が降っていなくても、泥水が跳ね上がるなんてこともよくあります。 そこで選びたいのがORTLIEBです。オルトリーブはドイツのメーカーで、機能性・耐久性を追求した防水バッグメーカーです。

縫い合わせないでくっつけるから水が入らない

オルトリーブの3D溶接部分オルトリーブ製品は独自の防水コーティングをした生地を縫製ではなく3D溶接することで防水機能を高めています。縫製だと隙間ができて、そこからホコリや水が浸入してしまうのです。また、縫製をすることで、生地のひっぱりに対しての強度も変わってきます。溶着することで耐久性が高くなり、すっきりした見た目に仕上がっています。

水を浸透させないし、ちょっとやそっとじゃ伸びたり切れたりしない生地

ファブリック縫製の仕方だけではなく生地にも独自の撥水加工ではなく防水加工がほどこされたファブリックを使用。実際ちょっと引っ張っても伸びる気配もなく、ちょっとひっかいても引き裂かれる気配もありません。ロードバイクやクロスバイクなどの舗装路での使用はもちろんですが、枝葉にひっかかったり、泥が跳ねたりする未舗装路での使用にもおすすめです。
オルトリーブのブランドについて、使用している技術、バイクパッキング用商品はこちらのページでもご紹介しています。

防水性能をテストしてみた

防塵防水性能を示すIP64

さて、防水性能を示す値にはIP53、IP64、IP67などの表記が使われます。このIPというのが防水性能を表す国際規格(Isnternational Protection)で、IPの後の数字が防塵性能・防水性能の高さを表しています。 ip64表記今回紹介しているオルトリーブのサドルバッグはIP64を取得した製品です。IP64が意味するところは、「人体及び固形物に対する保護等級(0~6等級)のうちの6等級、(粉塵が内部に侵入しない)、水の浸入に対する保護等級(0~8等級)のうちの4等級(いかなる方向からの水の飛沫によっても有害な影響を受けない)」ということになります。 ちなみに、写真の右のアイコン「PVC free」は環境にやさしい素材を使用していることの表記です。PVC(polyvinyl chloride)はポリ塩化ビニルの略で、製造時や焼却時に有害物質を発生するといわれます。オルトリーブはPVCフリー素材を使用することで、環境に配慮した製品づくりを行っているのです。

シャワーで防水能力を確認!

さて、そんなわけで、いかなる方向からの水の飛沫で大丈夫なのか、防水性能を確認してみたいと思います!雨の日に走るのが一番いいかと思いましたが、乾燥注意報が出るほどの冬場なので、シャワーで実験してみようと思います。 横からシャワー ジャーっと思い切っていきます。まずは横からしばし放置! 上からもジャーっとシャワー 次は雨が降っていることを想定して、上からジャーっと!ほんとに大丈夫?とコチラが不安になるくらいですが思い切って! 1分くらいたった段階でさて開けてみます。 シャワー後の中身の様子全然濡れてない!! ティッシュを入れても濡れてない ティッシュを入れても濡れてない!! この入口の部分のバイアステープ付近は素材が違うのでしっとりした感じになります。そして、あまり勢いよく開けるとロールアップしてある部分についている水滴が中に入ってしまうので、ゆっくり拭きあげながらがいいと思います。 ただロールアップを2~3回しっかり行わないと水が浸入しますので、容量オーバーにならないようにサイズ選びが肝心! これだけ耐えられるならば水洗い洗車のときでもつけっぱなしでOKですね。実際の走行は下からの跳ね上がりも多いと思いますので、走行時はこれで安心!!

サイズはS/M/Lの3サイズ

オルトリーブのサドルバッグはS・M・Lの3サイズ展開。カラーも4パターン(スレート、オーシャンブルー、ライム、シグナルレッド)あります。

Sサイズ:容量0.8L ¥5,000(税抜)

sサイズをロードバイクに取り付けた様子 私はSサイズを愛用。ロードバイクのフレームカラーにピッタリなライムカラーです。 私のサドルバッグの中身はこんな感じです。 スタッフ宮崎のサドルバッグの中身 ・空気入れ(トピークの「マイクロロケット」16cmの手動式ポンプ) ・タイヤレバー ・チューブ(乾燥しないようにラップでぐるぐる巻いてます) ・補給食(スーパーの駄菓子売り場で補給食になりそうなものを探したりします) ・お守り(万が一の神頼み) ・携帯用工具 ・カギ ・メイク落としシート(輪行などで手が汚れたときに、ウェットシートよりもよく落ちる) 全部入れてもSサイズでまだ若干余裕があります。たくさん入れても下に垂れ下がらないようにバッグ内部にU字型の樹脂板が入っていて変形しにくいのもうれしいポイントです。 ここに、ウィンドブレーカーなど上着や防寒具を追加するならばMサイズがいいと思います。

Mサイズ:容量1.3L ¥5,800(税抜)

Mサイズをロードバイクに取り付けた様子

Lサイズ:容量2.7L ¥6,600(税抜)

Lサイズをロードバイクに取り付けた様子
Lサイズは輪行袋もすっぽり入る容量タイプです。多摩店のテツ店長も愛用!

ワンタッチで着脱可能です

サドルバッグ用のマウント 車体への取り付けは専用のアダプターをサドルレールに取付ます。ワンタッチで着脱が可能。バックル部分を取っ手として使用すれば、自転車を降りた際の持ち運びにも便利です。 オルトリーブのサドルバッグ販売中です 所沢店にMサイズとLサイズ在庫しています! バイクプラス各店にてオルトリーブのサドルバッグ取り扱っています。在庫状況などはお近くの店舗に直接ご確認ください!

所沢店の中の様子をガラス越しに撮影した写真

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