グラベルロードでグラベルライドを楽しむ2人

おすすめグラベルロード グラベルライドの魅力と選び方のポイント

『グラベルロード』最近よく目にする言葉ですね。一言で言うと砂利道を快適に走破できるタイプのロードバイクのことですが、オンロード走行に最適化されたロードバイクと見た目は全く一緒でも実はフレーム設計やパーツ構成が全く違います。

今回はそんなグラベルライドの魅力と、どんなタイプのロードバイクがグラベルライドに適しているのかなどをフレームジオメトリを中心にじっくりとご紹介します。ジオメトリのお話に直接進みたい方はこちらからご覧ください。

グラベルロードとは?

砂利道での走行性能を高めたロードバイク

グラベルとは砂利道のことで、グラベルロードとは舗装路(オンロード)を長距離走ることを想定したロードバイクをベースに、ジープロードや林道など砂利が敷かれているような未舗装路でも長距離を思う存分に走れるように設計されたフレームやパーツでアッセンブルされたロードバイクのことを指します。

荒れた道とは言えクルマも走行するような一般的な道路が主なフィールドです。

砂利道も難なく走破できるグラベルロード

見た目は普通のロードバイクですが、砂利道も難なく走破できる工夫が随所に散りばめられたTREKのドマーネ。

似ているけども実は全然違うシクロクロス

短時間のオフロードライドで勝敗を競うのがシクロクロス

シクロクロス競技はクルマが走行するような道路ではなく専用にセッティングされたコースの中を時間制で勝負を競うレースです。一週2キロから4キロ程度のダートや障害物が設けられた周回コースを30分から1時間走って勝敗が決めるため競技時間は短い(運動強度は高い!)ジャンルといえます。

シクロクロスレースの一コマ

激しいぬかるみに設置されたシクロクロス競技のコース

そしてなんといっても階段やシケイン(コース上に設けられた人工的な障害物)などを自転車で飛び越えたり、また、車輪を取られるようなぬかるみなどを回避するため、頻繁に乗り降りする必要も。もちろん自転車の担ぎやすさも重要です。

なので、ドロップハンドル搭載車体と言えどもいわゆるクルマが走行できるような未舗装路で長距離を楽して走行するグラベルロードと、特設コースでの短距離レースであるシクロクロスバイクとでは設計の味付けが違います。

グラベルライドの魅力

ロードバイクにはない冒険心をくすぐる『走破性』

ロードバイクが今日のように身近になる以前は『ロードレーサー』とも呼ばれ、ロード=レースに直結した乗り方が当たり前であり、実際メーカーでもレーサーバイクを中心としたラインナップが続いてきました。スポーツやフィットネス用途など、世界的にロードバイクの乗り方、楽しみ方が大きく変わった今、ロードレースだけでなくロングライドやツーリングなどドロップハンドルバイクで様々な場所を走ってみたいというニーズは強くなっています。

グラベルバイクでストラーデビアンケを走破する。

グラベルを疾走するストラーデ・ビアンケのワンシーン

例えば河川敷を走ると見かける未舗装のダート。今までなら23Cのタイヤでキャリパーブレーキというスペックなら押して歩く、もしくは迂回するという事が当たり前でしたが、グラベルバイクならなんなく突っ切れる事ができます。

路上の段差や車道横のグレーチングのようなそも今までよりは神経質にならず余裕をもってかわす事も可能。何も山の林道だけで走る事を楽しむことではなく、普段のオンロードをより安全によりワクワクしながら走る事ができるのはグラベルバイクの大きな利点といえるでしょう。

グラベルバイクなら河川敷の砂利道も走破可能

河川敷のちょっとした砂利道ならそのまま走る事ができます。

ヤビツ峠や白石峠などヒルクライムを楽しむだけでなく、安全かつ確実に下りたいならMTBゆずりのディスクブレーキは非常に心強く感じるはず。止まれない!!という不安を払拭してくれる事でまたチャレンジしてみようというモチベーションアップにもつながるかもしれませんね。

今までのロードバイクで無意識になんとなく我慢していたことがむしろ楽しみの一部になるって面白いとおもいませんか?

舗装路レース用としてのバックボーンを持つロードバイクの軽さや爽快感にブレーキングやワイドタイヤなどMTBの利便性や快適性、走破性があわさったもの、それがグラベルバイクなのだと思います。

グラベルライドを楽しめる場所

未舗装区間ときどき出てくる川沿いロードがおもしろい

グラベルバイクの利点を生かした河川敷ライド

グラベルバイクの面白さが手軽に体験できるかも!?

前の項でも触れましたが川沿いをサイクリングしているとなぜか砂利道にでくわす事で案外多いのです。そんなグラベルロードでもちょっとドキドキしながら走破する、そんなスリル感も醍醐味かもしれません。距離もそんなに長くないのでなんとなくグラベルライドってこんな感じかしら?というイメージがつくと思います。

ちなみに短距離といっても未舗装路であれば突然ハンドルを取られたり滑りそうになったり舗装路とはだいぶ走行感は異なりますので無理せず余裕もって楽しむようにしたいですね。

『林道』ライドに挑戦!

海外のようなフラットな地形を走るグラベル環境は日本だと案外少ないんですよね。それでも探せば秩父から長野県佐久地方へと抜ける中津川林道などなど、グラベルバイクだからこそ楽しめるコースもいろいろありそう。

グラベルバイクで林道サイクリングを楽しむ

普段と異なる未舗装路ライドは走りきった達成感もひとしお。山岳地帯も多いのでトラブル時対応できるよう装備やコース設定などは慎重に行ないたい。

個人的に改めて走ってみたい石川県羽咋の海岸がそのまま自動車道となった千里浜(ちりはま)なぎさドライブウェイなどチャレンジできそうなコースも。ちなみになぎさラインはロードバイクでロングライド中に立ち寄りましたが23Cタイヤではまったく歯が立たずすっころんだ苦い思い出も。。

グラベルバイクで走ってみたい千里浜(ちりはま)なぎさドライブウェイ

8kmの海岸沿いを波打ち際の海岸を走行することができる全国唯一のドライブウェイ。

北海道のエサヌカ線付近のようなちょっと日本離れした林道自転車旅にも憧れます。

雪の中でも走れる!?

余談ですが、雪の中も楽しもうと思えばトライできるかもしれません。路面が凍結しているならスパイクタイヤが必須ですが、降った直後の新雪ならノーマルタイヤでスノーライドが楽しめるかも!?

リムブレーキの場合はどうしてもキャリパーブレーキとタイヤの隙間が狭いので雪がつまってしまい、ブレーキ制動がかけられず止まれないという不安があるのですが。こんなシチュエーションでもディスクブレーキなら雪の影響を受けずらいのでブレーキコントロールしやすいという利点をフルに生かす事ができます。でも滑ってコケないように十分注意!ですね。

グラベルロードで雪中走行

雪でも案外へっちゃら?

グラベルバイクはロングライドでもメリットあり!

 アップライトポジションのグラベルバイク

極端な前傾を抑えて長時間ライドの疲労を軽減

別にグラベルライドなんて興味ないよ~という人にも実は使い方によってはおすすめだったりも。

やや上体に余裕が生まれるアップライトポジションという点では現在増殖中のエンデュランスロードと共通する部分もあるのでロングライドするなら有力な選択肢となります。

また、ディスクブレーキの恩恵の受けられる長い下りなどでもメリットも大きく、カーボンリムなどのタイヤバーストやリムの熱ダメージといった部分の心配もなくなります。

雨や先ほどの雪などリムブレーキが苦手とする状況でも軽いレバー操作でしっかりコントロールできるのは悪条件下や体力的に余裕がない時などに大きな助けとなるのではないでしょうか。

また、バイクパッキングなど大型サドルバックなどを装着すると自身の体重だけでなくバッグ重量も重なり、後輪への負担が大きくもなります。ワイドタイヤがチョイスできる事でパンクリスクも大きく軽減する事が可能となりますね。

街乗りや通勤通学にも

通勤通学などコミューターとしても利用できるグラベルバイク

街乗りなどでもグラベルバイクの機能が活かす事が可能

グラベルやダートに無縁な自転車ライフであってもまったくもって問題ありません。

太めのタイヤの安定感やしっかりと効くコントロールにすぐれたブレーキ、そして前傾しないゆとりあるポジションってまさに通勤通学など実用的に街乗りするコミューター向けな設計だとおもいませんか?

ロードだとやりすぎ感があるし、クロスバイクだとしばらく乗ったらなんとなく飽きてしまいそう。。と考える方ならちょうど両方のモデルの長所を持ち合わせたグラベルバイクならいろんな事できちゃいそうですね。

アウトドアやMTBが流行った時代にはライフスタイル表現の1つとして街乗りMTBがとても多かったことがありますが、そういったゆるい楽しみ方もカッコイイと思います。

グラベルロードの主な特徴

さて、グラベルロードとはどんな特徴を持つ自転車なのでしょうか? ぱっと見でグラベル系のバイクだと判断できる特徴は下記のようなものあげられます。舗装路以外の道でもさほど神経質になることなくサイクリングを楽しみたい場合は最低限このような特徴を持ったロードバイクを選ぶと良いでしょう。

これ以外の細かなチェックポイントについてはグラベルロード選び5つのポイントで詳しくご紹介します。

太いタイヤ

現在のロードバイクの標準サイズは25C幅ですが未舗装路を走行するにはかなり辛い細さです。グラベル系のバイクの多くは35Cや32Cが装備しています。そういったバイクでも、40Cや45Cといったロードバイクとしてはかなり太めのグリップ力とクッション性を重視した太さのタイヤを装着できるフレームである場合も多いです。また、最初から40Cや45Cなどの太いタイヤを装着して市販されていることもあります。

グラベル系ロードバイクの中でも32Cや35Cは走行効率や速さも意識したグラベルロードとしての標準的な太さで、40Cや45Cはアドベンチャーツーリング的なバイクパッキング(キャンプ道具などを積載)も視野に入れた太さと言えます。太めのタイヤを装着することを念頭に置くのであればTREKのCHECKPOINTシリーズがおすすめです。

砂利道やジープロード、あぜ道などの走行を含んだ重い荷物をパッキングしないロードバイク的長距離サイクリングならば、32Cや35Cが標準装備のモデルを選びましょう。ちなみに悪路を走るシクロクロスレースではタイヤ幅が33mmを超えるものであってはならないと決められています。

エモンダSL6のタイヤサイズ

エモンダSL6に使用されるホイール。近年の一般的なロードバイクが採用する25Cタイヤが装着されている。

グラベルロードに使用される太めのタイヤとホイール

プロジェクトワン仕様のドマーネSLRグラベルでは35CのシュワルベG1がアッセンブルされている。

ワイドタイヤのメリット

  • 不整地においてしっかりグリップ力が路面が伝わり滑りにくく安定して走行できる
  • 振動や衝撃に対してクッション効果を持たせることで快適性向上に寄与する
  • リム打ちなどパンクトラブルの軽減につながる

油圧ディスクブレーキ

グラベルバイクのディスク部分

スルーアクスルやフラットマウントなど新機軸が搭載されたブレーキ周り

グラベルロードの主流は油圧ディスクブレーキです。リムブレーキと比較して制動力が高いのにレバータッチが軽いしロックしにくいという特徴以外にもメリットがいくつかあります。

エモンダSL6のブレーキ形状

ブレーキがタイヤすれすれに位置するのでモノが詰まりやすいリムブレーキ。

これまでタイヤすれすれのところに位置していたブレーキがなくなったことで、フレームとタイヤとのクリアランスが広くまたシンプルになりました。ロードバイクでぬかるんだ未舗装路を走ったことのある人ならわかると思いますが、とにかく泥が詰まりやすく厄介でした。

ドマーネSL6Discのブレーキ形状

パーツがここに位置するのでタイヤとフレームの間にモノが詰まりにくいディスクブレーキ。

また、未舗装路を走行すると地面すれすれに位置するリムに、砂埃や小砂利、土が付着してしまいトラブルが多発してしまうリムブレーキに対し、ディスクブレーキはどんなにリムが汚れてもブレーキ性能に影響を及ぼさないのも特徴です。

ローターも地面から高い位置にあるのでローター自体にも汚れが付着しにくく、安定した性能を発揮してくれます。グラベルライドにはディスクブレーキがとにかく適しているのです。

油圧ディスクのメリット

  • レバータッチが軽いのにストッピングパワーが高い
  • ストッピングパワーが高いのにロックしにくい強弱のコントロールがしやすい
  • 天候に制動力が左右されにくい
  • 泥つまりしにくい
  • リムの汚れにブレーキ性能が影響を受けない

油圧ディスクおすすめ記事

油圧ディスクブレーキのメリットについてはこちらの記事でじっくり解説しています。

キャリアマウント有無やボトルケージマウントの量など

グラベル系の車体のほとんどにキャリアダボが装備されていると考えてほぼ問題ありませんが、キャリアを装着する可能性がある方は購入前にしっかりと確認しておきましょう。

40Cや45Cといった太めのタイヤを装着できるようなフレームクリアランスを持ったバイクの場合は、キャリアダボの他にボトルケージ台座が一般的なロードバイクよりも多く用意されていたりするモデルもあります。(北海道で焦ったことはありますが)日本国内をサイクリングしていて飲み水に有り付けない状況はほとんどありませんが、アドベンチャーライドが目標ならば、注目しておきたいポイントでもあります。

グラベルロード選び5つのポイント

グラベルライドを楽しむのならしっかりとチェックすべきポイント

タイヤが太くてディスクブレーキを搭載していればおおよそスタイル的にはなんとなくOKですが、グラベルに最適化されているかどうかは細かく見ていくとそれだけでは判断できません。

せっかくグラベルライド向けのロードバイクを購入するのなら、フレーム設計からグラベルライドでの走行性能を追求して開発された『これぞ本物のグラベルロードだ!!』と思える性能を備えたバイクを手に入れたいものです。

早速グラベルライドにふさわしいバイク選びの注目ポイントを見ていきましょう。

低いBBハイト(大きいハンガー下り)

BB下り

ハンガー下りとは前後ホイール軸を結んだ直線からBBが下がっている距離のこと。

シッティングはもちろん立ち漕ぎでも車体が左右にフラつきにくい安定感を感じる低重心設計

前後の車輪軸を結んだ直線からBB(ボトムブラケット)が地面方向にどれだけの距離に位置しているのかで、自転車全体の安定感が変わってきます。その距離はBB下がりとかハンガー下がりなどと呼ばれています。フレームからBBがどれだけ下に下がっているかを数値化したものです。地面からBBまでの距離をBBハイトと呼んだりもします。

ハンガー下がり大きい方(BBハイトが低い方)が、低重心になるので(ハンドリングの性質の影響も大きいですが)ペダリング中に自転車が左右にヒラヒラと傾きにくくとてもバランスを取りやすくなります。砂利道を直進している時に浮いた砂利がずれて自転車が一瞬横に滑ってずれたりすることはよくあるのですが、重心が低ければそうしたシチュエーションでもヒヤッとすることなくあまり意識せずに容易にバランスを取ることができます。

ハンガー下りが大きいことによるデメリットを解消しているフレームなのかも要チェック

一般的にハンガー下がりが大きいとチェーンステイが長めになり漕いでる部分から後輪が遠くなるため、ペダリングのパワー伝達力が低下てしまう傾向があります。

ただ、近年の主流であるカーボンはパイプ形状や肉厚の自由度が高く、BBやチェーンステイ、ダウンチューブの横剛性を高く作ることができるため、ハンガー下がりが大きくてもパワー伝達にとても優れたフレームを作ることができます。

グラベルライドを思う存分楽しむのであれば、ハンガー下りが多い(BBハイトが低い)低重心なタイプのフレームで尚且つ、フレームの前方から下側に位置しているパイプの横剛性が高いペダリング効率を高めたモデルが楽しいでしょう。

おまけ

ホイールベースもまた車体の直進安定性やコーナーでの旋回性に影響します。ホイールベースが長い方が安定感が高くゆったりと曲がるイメージで、短い方がアグレッシブにシャキッと曲がるイメージです。短めのものよりもやや長めか長めのものが良いでしょう。

BBハイトが低く低重心でホイールベースがやや長めの安定感のあるグラベルバイクは、グラベルライドに限らずどんなシチュエーションでも扱いやすくて乗りやすいロードバイクだと感じることができるでしょう。

高いフレームスタック

フレームスタック

フレームスタックとはBB中心を通る水平線からヘッドチューブ上端中心の水平線までの高さのこと。

路面からの衝撃による手の負担を軽減するアップライトポジション

普通のロードバイクで砂利道を走行すると、ハンドル荷重がそこそこあるポジションなので路面からの衝撃で手が痛くなったり痺れたりすることがあります。パリルーベなど石畳区間が長くなると痺れてしまいハンドルを握っていられなくなるほどと言います。

前輪、フロントフォーク、ステム、ハンドル、そして手と伝わってくる衝撃や振動で視線がブレたりすることもあります。手や腕の過度な負担はやがては腹筋背筋など上体の前傾を支える筋肉の疲労にも繋がってしまい、いいことなしです。

そこで手の負担を減らすことを設計段階で考えるわけですが、砂利道の振動による手や腕の過度な負担を減らすためには、手で支える体重を減らすべくハンドル位置を高く設定するという選択がなされるわけです。また、振動を吸収する独自機構をフレームやフォークに搭載しているメーカーも存在します。これについては後ほど改めてご紹介します。

グラベルライド用途として購入を考えているロードバイクが一般的なロードバイクと比較して、『BB中心を通る水平線からヘッドチューブ上端中心の水平線までの高さ』が高めに設計されているかを確認するとよいでしょう。グラベル系の他に、シクロクロス系、ツーリング系のロードバイクはフレームスタックが大きい傾向にあります。

寝ているヘッド角と長いトレイル値

トレイル値

トレイルとはフォークコラムの中心線を延長して路面と交わる点と、前輪タイヤの接地点との間の距離のこと。

前輪が激しく暴れる砂利道での操縦性を高める直進安定性に優れたハンドリング設計

ステムの下に入れるヘッドスペーサーの量を増やしたりステムの長さを短くしたりすることで、ある程度アップライトなポジションにフィッティングすることはできます。

でも、普通のロードバイクでステム長や角度、ヘッドスペーサーの量でそのようなポジションに変更して手の負担を無くそうとすると、前輪荷重が減ってしまい直進安定性が悪くなりハンドルの操作感がクイックになってしまうことがあります。前輪荷重が極端になくなると、路面が綺麗な舗装路でもちょっとした風でハンドル操作に神経を使うほどクイックになってしまうこともあります。

一方で、最初から手や上体の負担を減らすべくフレーム設計からアップライトに考えられた一流メーカーのロードバイクは、ハンドルの快適な安定性を実現するためにフレームのヘッドアングル、フロントフォークオフセット量、トレイル値を最適化して、ハンドル荷重が少ないアップライトなロードバイクでもハンドリングに悪影響が出ないようにしているのです。

またさらに、グラベルライド向きの自転車の場合は、前輪が砂利で滑ったり弾かれたりしてハンドルを取られたりするシチュエーションや、ワダチやちょっとしたドロップオフでハンドルを取られることを想定し、前輪の直進安定性や走破性を普通のロードバイクよりも高めに設計する必要があります。

直進安定性や走破性を高める味付けは、ヘッドアングルを寝かしたりトレイル値を多くとることで増加します。グラベルバイクとして購入を考えているバイクが一般的なロードバイクと比較して、ヘッドアングルが少し寝ていて、トレイル値が少し多く設定されているかチェックしてみましょう。

しなりが効くベントフォーク

グラベルライドに適したベントフォーク

しなることで振動を吸収する弓なりにカーブしているフロントフォーク。

しなりがきく振動吸収性が高いベントフォークを搭載

一般的なカーボン製のロードバイクのほとんどがストレートフォークを搭載していますが、グラベルバイクとしては振動吸収性が高いとされているベントフォークを採用したモデルに注目したいところです。

ストレートフォークのシャキッとしたデザインもカッコいいですが、ちょっとでも楽な方がおすすめです。

振動減衰性を高めるメーカー独自機能の有無

高い剛性、高い反応性、高いパワー伝達効率を実現することと、乗り心地をよくすることは相反することなのでその両立はかなり困難を極めます。

でも最近では、剛性が高く反応がよくパワー伝達にも優れたフレームでも、振動や衝撃をなるべく乗り手の体に伝えないようにする独自テクノロジーをフレームやフォークに搭載したタイプも出回っています。その代表格がファビアン・カンチェラーラ選手が開発に携わったTREKのIsoSpeed(アイソスピード)テクノロジー。乗り心地のよさから多くの初心者サイクリストにとても人気です。

そういったテクノロジーを搭載したバイクの中でも、価格によって手に伝わってくる衝撃とお尻に伝わってくる衝撃の両方を吸収する機構が搭載されているモデルと、お尻からの衝撃を吸収する機構のみが搭載されているモデルとがあります。

アイソスピードテクノロジーの乗り心地については、こちらの動画をご覧いただくのが良いかもしれません。あと、実際に店頭でご試乗いただくのがおすすめです。

グラベルバイクのチェックポイント

  • 安定感が高い低重心設計
  • 手への荷重を軽減したアップライトなポジション
  • 直進安定性が高いハンドリング性能
  • 振動を吸収してくれるベントフォーク
  • 振動を吸収してくれる独自テクノロジー

おすすめグラベルロード

これまでご紹介してきたグラベルバイク選びのチェックポイントを踏まえたバイクプラス 一押しバイクはやっぱりTREKのDomane Disc(ドマーネ ディスク)とドマーネよりもグラベルライドに特化した太いタイヤを装着できるCheckpoint(チェックポイント)シリーズ!!

中でもおすすめのモデルをいくつかピックアップしてご紹介します。

ドマーネ ディスクブレーキ シリーズ

チェックポイント シリーズ

最後に

グラベルバイクは、オンロードを中心としたサイクリング用途でもフレームの特徴から安定感が高く乗りやすいのでスポーツバイクの初心者にとてもおすすめです。週末のロングライドついでにグラベルライドも楽しんでみて下さい。

今までロードバイクで走るのを諦めていたような砂利道やジープロードに入っていける感覚は、自転車に乗れるようになって行動範囲が格段に広がって嬉しくて仕方なかった子供の頃の感覚に似ていてワクワクものです♪

砂利道走行の割合や荷物積載量、デザインなどを考慮しながらドマーネシリーズかチェックポイントシリーズか考えると良いかも知れません。迷っている方はお気軽にご相談ください。

乗り心地や直進安定性、ディスクブレーキの性能は実際に各店で試乗(試乗車情報)してチェックしてみて下さい!

横浜港北N.T.店

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