道路交通法3つの手信号と自転車乗りなら覚えておきたい8つの手信号

ロードバイクに限らずクロスバイクやマウンテンバイクでも一般道やサイクリングロードで自転車に乗るなら知っておきたいのが「手信号」。一般道や専用道でも並走することなく列をなした状態で安全に走行するために前を走る人は様々な情報を後続に伝達する必要があります。

したがってサイクリストが一般的に使っている手信号は、小学校の自転車教室で指導を受けた道路交通法で定められた「曲がる」「止まる」以外にも種類が沢山あるのが特徴です。

法定手信号はもちろんそれ以外の手信号で合図を出されても安全的確に対応できるようにサイクリストの中で比較的よく使われている8つの手信号をご紹介しつつ3つの法定手信号についてもあらためてご紹介します。

ロードバイクなどのサイクリストの間で利用が広がる8つの手信号

サイクリストの間で利用が広がる手信号をご紹介します。

手信号1:左折の合図

手信号1:左折の合図

手信号1:左折しますの合図

左腕を水平に伸ばし指差すことで、すぐに左折しますという意味になります。

手信号2:右折の合図

手信号2:右折の合図

手信号2:右折しますの合図

右腕を水平に伸ばし指差すことで、すぐに右折しますという意味になります。

手信号3:停止の合図

手信号3:停止の合図

手信号3:停止しますの合図

どちらの手でも問題ありませんが、腰くらいの位置で手をパーにして手の平を後方に向けて見せることで、すぐに停止しますという意味になります。

手信号4:道を譲る合図

手信号4:お先にどうぞの合図

手信号4:お先にどうぞの合図

ぴったり後ろにつかれてしまいイヤな時など、手の平を進行方向に向けたまま、指・手首・肘などから前後に仰ぐような動作を見せることで、お先にどうぞという意味になります。

補足①

道交法で定められた停止の合図はあくまでも左右どちらかの腕を斜め下に伸ばすという動作になります。そちらが当然推奨されるべきですが、このように道交法で定められた停止の合図と異なる停止の合図(手信号:3)を行なっているサイクリストが多いのも事実

異なる方法が広まったのは、海外プロレーサーや海外サイクリストからの輸入という説もありますが、サイクリスト同士の「道を譲る合図」や「落下物や障害物を知らせる合図」と「道交法で定められた停止の合図」が若干似ていて見間違えやすいためにトレインを組んで走る仲間同士で敢えて定めたルールが、他のサイクリストもわかりやすいと感じたからなのかもしれません。

サイクリング初心者が、前を走る親切な見知らぬサイクリストから、子供の頃自転車教室で習った方法ではない全く知らない方法で合図をされた場合に安全且つ的確に行動に移せるように、道交法で定められた合図とそうでない合図の両方を知っておくと良いでしょう。

もちろん路上でご自身が合図を送るのであれば道路交通法で定められた方法が望ましいでしょう。

手信号5:左に寄ってくださいの合図

手信号5:左に寄ってくださいの合図

手信号5:左に寄ってくださいの合図

手の平を左側に向けたまま、指・手首・肘などから仰ぐような動作を見せることで、左に寄ってくださいという意味になります。

手信号6:右に寄ってくださいの合図

手信号6:右に寄ってくださいの合図

手信号6:右に寄ってくださいの合図

手の平を右側に向けたまま、指・手首・肘などから仰ぐような動作を見せることで、右に寄ってくださいという意味になります。

手信号7:障害物を知らせる合図

手信号7:右側に障害物があります注意してくださいの合図

手信号7:右側に障害物がありますの合図

こちらに障害物(路上に転がっている金属やガラス、ペットボトル、アスファルトの傷みの激しい場所、オイル、縁石、パイロン、動物の糞など)があることを後続のサイクリストに伝える時にこのように指をさして走行します。

手信号8:減速してくださいの合図

手信号8:手をグーパーする減速することを知らせる合図

手信号8:手をグーパーグーパーは減速することを知らせる合図

減速し徐行する必要がある時に、手を後方に向けてグーパーグーパー繰り返すことで減速することを伝えます。

道路交通法で定められた3つの手信号

小学校の自転車教室で習ったみなさんご存知の手信号はこちらです。道交法では右左折時や進路変更時、停止時にこちらの合図を示さなければならないと定められています。自転車教室で習った通り右手で行うのが基本になりますので写真は右手でご紹介します。

補足②

先にご紹介したサイクリストの間で利用が広がっている手信号にも安全的確に対応できるようしておき、その上で、ご自身が合図を行う場合は道路交通法で定められた合図にするのが良いでしょう。

なぜなら、自動車やオートバイを運転している方を含めた全ての通行者が正しく認識できるという点で、法律で定められている子供の頃から誰もが知っている方法が望ましいからです。

道交法手信号1:右折・右方向への進路変更の合図

道路交通法で定められた自転車の手信号「右折」

道路交通法で定められた自転車の手信号「右折」

右手を水平に伸ばす、もしくは、左腕を水平方向に伸ばし肘から先を垂直に上に向けることで右折しますという合図になります。

道交法手信号2:左折・左方向への進路変更の合図

道路交通法で定められた自転車の手信号「左折」

道路交通法で定められた自転車の手信号「左折」

右腕を水平方向に伸ばし肘から先を垂直に上に向けることで左折しますという合図になります。左手を水平方向に伸ばすのも同じ意味になります。

道交法手信号3:停止・徐行の合図

道路交通法で定められた自転車の手信号「停止」

道路交通法で定められた自転車の手信号「徐行・停止」

右腕または左腕を斜め下に伸ばすことで徐行や停止を意味します。写真では「止まれ」という意味を込めて手の平を後方に向けていますが、地面を向いていて問題ありません。

手信号を示し始めるタイミング

道路交通法では以下のように定められています。

  • 右左折を行う場合は、右左折を行う地点の30m手前(交差点で右左折する場合は交差点の30m手前)で手信号を示す。
  • 進路変更を行う場合は、進路変更を開始する3秒前に示す。
  • 徐行や停止を行う場合は、徐行や停止をする時に示す。

手信号を示す時間

道路交通法では、手信号や右左折や進路変更、停止など、合図を必要とする動作を完了するまで継続しなければならないと定められていますが、安全運転義務の方が優先されるので、危険だと判断した場合は手信号を出さなかったり途中で手信号をやめても法律的な問題はないようです。

多くのサイクリストは、操作の安全を優先させるため、実際の動作に入る前に手信号をやめることが多いです。片手運転で右左折や停止を行うのは危険なので避けた方が良いでしょう。

その他のおすすめしたい合図

サイクリングロードをお散歩中の歩行者を追い抜く場合や同じサイクリストを追い抜く場合は、しっかりと減速し徐行しながら「右側から追い抜きま〜す!」と大きな声で声掛けをするのもおすすめです。

また、追い抜きたくても道路が狭くて追い抜けずに後方でしばらく待ってくれていた自動車に対し右手を軽くあげたり会釈をしたりして「ありがとうございます」「すみません」といった気持ちを伝える合図をするのもおすすめです。

グループライド時の注意事項

グループライドや各地で開催されている公道を走行するイベントなど、ピッタリ後に多くのサイクリストが列(トレイン)になって走行している場合は、意識して手信号を使うようにした方が自転車同士の追突事故を避けられます。

また、伝言ゲームのように次々に後続に伝えていかなければならないので、後続は安全な車間距離をしっかりと保つことが大切ですし、前を走るサイクリスト前もって合図を送るように意識する必要があります。

最後に

サイクリスト間の「道を譲る合図」「左右どちらかに寄る合図」「障害物を知らせる合図」などの法律で定めがないけど現に利用されている手信号。

これらは、法律で定められてはいないけれども車のドライバー同士で広く利用されている合図「お先にどうぞの合図」「ありがとうの合図」「前方渋滞につき急停車の合図」などに感覚が似ているのかも知れません。

サイクリスト間で広がっている手信号は車でのこれらの合図のように周知された暗黙のルールには到底なっていませんが、サイクリスト同士が安全でスムーズな交通に繋がるという思いで利用されてきているのではないでしょうか。

初心者サイクリストは今回ご紹介した「法律で定めれらた手信号3つ」と「そうでない手信号8つ」の両方を覚えておき、安全でスムーズな交通に繋げるためどちらでも的確に対応できるようにしておきたいですね。

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