
持つと重いけど笑っちゃうほど走りが軽く浮いたように進むMTB 29+(セミファットバイク)が人気急上昇!!
29+(29プラス)セミファットバイク。あのデッカイホイールの見た目のインパクトから気になっている方も多いのでは?
通常の29erに比べてもとても太い3.0インチタイヤを装着した29+(29プラス)というセミファットMTBが今にわかに話題です。早速ご紹介したいと思います!
目次
これぞマウンテン! 29プラスはとってもワクワクするバイク
見た目のインパクトも最高だけど、乗るとさらに凄い!
見た目のインパクトやデザイン性で興味を持ったマウンテンバイク初心者の方も、アウトドアやキャンプが好きで若かりし頃マウンテンバイクに乗っていたという大人達もきっと、最初のひとこぎでこの29+バイクの面白さの虜になってしまうことでしょう。コレ、見た目以上に乗ると凄いんです!
強力なグリップ力、フワッフワな乗り心地、今までにない抜群の走破性&推進力
セミファットタイヤならではのこれでもかというグリップ力とセミファットタイヤならではの浮いているかのように走るエアボリューム、そして29erならではのダーッと荒れ地を走り抜ける抜群の走破性と重いホイール&タイヤならではの抜群の推進力。
大きめの砂利が敷かれた砂利道、根っこセクションや岩がゴロゴロしたセクション、台風直後の枯れ枝が沢山落ちているトレイル、轍がくっきりしているダブルトラック、どんな路面もなんのその。もー、楽しくて仕方ありません(^^♪
29プラスセミファットタイヤに最適化されたドライブ周りとフレーム設計が最高の味付け
トレンドのブースト規格とフロントシングル x リア多段(1×10、1×11、1×12など)はメリットだらけ!
極太タイヤを取付できるワイドで剛性が高いブースト規格を採用したホイールを装着するとなると、そもそもフレーム設計も合わせて見直し(フレームのワイド化)をする必要が出てきます。しかしながら、フレームをワイド化するとなると構造上フロントに多段ギアを装着しにくくなってしまうという欠点がありました。
ところが、リア変速段数の増加によりリアにものすごく軽いギアが装着できるようになったため、フロントにトリプルギアはもはや不要になり、なんとシングルギアでもあらゆるシチュエーションに十分対応できるようになったのです。
しかも、車輪は重めでグリップ力も高いので大き目チェーンリングは出番がなくなりました。必然的にフロントは小さめのシングルギアになり、リアが多段という組み合わせになっていったのですが、とにかくコレがすごい!
このお陰で、悪路走行中に起きるフロント多段ギア特有の変速トラブルやチェーントラブルとさよなら出来たのです! チェーンがバタつくマウンテンバイクライドにとってはコレがかなり重要なポイントになります。メリット以外の何物でもありません。
写真の通り小さなチェーンリングのお陰で、倒木を乗り越えたりする際もチェーンリングをヒットしにくくなりました。これもかなり嬉しいポイントです。
味付けが異なるフレームジオメトリー。どっちの29+も特徴的で楽しい!
29+でのライドの面白さはタイヤ&ホイールやドライブトレインのパーツ構成に限った話ではありません。
重量がやや重いってウソなんじゃないの!?と思わせるほど荒れた路面をグイグイと進むとても楽しい29+バイクなのですが、フレーム設計でここまで味付けが変わるのか!!と驚かされます。どちらも楽しい仕上がりです。
推進力と走破性に加えキビキビとアグレッシブなライドを可能にしたフレームジオメトリーの29+
先ほどのドライブトレインアップ写真をもう一度ご覧ください。一般的なXC志向の29erマウンテンバイクにはあまり見られない工夫を凝らした斬新なフレーム設計で、リアセンターを極限まで短くすることに成功しました。これにより車輪系の大きな自転車特有の、反応が遅い、曲がりにくい、前輪を上げにくいなどのデメリットを見事に解消してくれました。
車輪の大きさのわりにリアセンターがとにかく短いので、乗車位置が後輪の軸に近づきました。このような設計のお陰で、重さや見た目からは想像もつかないほど右に左にキビキビしたターンやコーナリングが楽しめます。また、前輪をリフトさせやすいのでウィリーやマニュアルなどのワザも楽しみやすいのも特徴です。
このジオメトリーを採用した29+は、MTBらしい遊びスタイルが好きな方や、26インチMTBの機敏さや操作性が忘れられない方にとてもおすすめです。
重量が重めであることはそこそこの勾配の長く続く登りではデメリットになりますが、多少の登りなら慣性で勝手に登っていく面白さがあります。このフレームジオメトリーなら、アップダウンが連続したり根っこやロックセクションなど状況刻々と変わる路面、タイトなコーナーが次から次へとあらわれるトレイルライドにはたまらなく楽しいマウンテンバイクに仕上がっています。
推進力と走破性に直進安定性を加えたフレームジオメトリーの29+
リアセンターを短めにはせず、直進安定性を重視した設計の29+はジープロードなどの未舗装路が多いエリアのライドがたまらなく楽しいバイクです。
そもそもズンズンと進んでいく抜群の推進力と走破性を持ったバイクなのですが、そこに直進安定性という味付けが加わると、ダブルトラックやジープロードで面白いほど性能を発揮してくれます。
タイヤのボリュームである程度の衝撃を吸収してくれるのでリジットフォークを搭載したシンプルな作りのモデルが多く、キャリアを装着できるモデルもあり最近注目されつつあるキャンプツーリングや話題のバイクパッキングにとてもおすすめです。
どちらのタイプも実にマウンテンバイクらしいマウンテンバイク
どちらのタイプの29+も、ひととはちょっと違うバイクで、自由気ままに自然に向き合い自然と戯れる、そんなMTB本来の楽しさを味わいたいという方にぜひともおすすめしたいバイクです。こっちを買ったらあっちも欲しくなる!
私たちバイクプラスのMTB好きがおすすめする29+マウンテンバイクをご紹介します。
おすすめの29+(29インチプラス セミファットバイク)
バイクプラスではフレームに生涯保証がついている信頼のブランド「トレック」の29+(セミファットバイク)を扱っています。2019年モデルは残念ながら国内は期間限定受注分のみしか入荷しておらず、ほとんどのモデルとサイズで2019年モデルはすでに完売になっています。在庫状況は最寄りの店舗にお問い合わせください。2020年モデルの定番取扱化に期待したいですね。(限定受注モデル紹介ブログはこちら)
TREK Stache(トレック スタッシュ)シリーズ
抜群の推進力と走破性、強力なグリップ力という29+の基本的特徴に加え、キビキビとしたターンやコーナリング、ホイールリフトを楽しめる味付けがなされたフレーム設計のトレイルライドモデル。手元で簡単にサドルハイトを変更できるドロッパーポストも便利。見た目以上にクイックにタイトにターン出来てとても扱いが楽しいバイクです。軽量なカーボンフレームモデルもラインナップされています。
29+の各モデル紹介はこちらからどうぞ→
フルサスバージョンのフルスタッシュ8もいい感じです!→
TREK 1120
抜群の推進力と走破性、強力なグリップ力という29+の基本的特徴に加え、安定性を優先したモデル。ハンドル操作になんのストレスもなく悪路を前進していくことが出来ます。シンプルなリジットフォークを搭載。専用キャリア標準装備。ダブルトラックやトレイルを織り交ぜながらのショートキャンプツーリングに最適です。
コレはかなりの積載量ですが、バイクパッキング、アドベンチャーツーリングを楽しめるモデルです。
29+の各モデル紹介はこちらからどうぞ→
ちなみにトレックの29+セミファットバイクはチェーンステイ長を変更できるので安定性やコーナリング性を変更出来ます。
お店によっては29プラスの試乗が可能です!
いかがでしたか?29インチセミファットバイク。店舗によっては29+セミファットマウンテンバイクを所有しているスタッフがいます。スタッフバイクの試乗は大歓迎です。ただ、毎日店舗に置きっ放しにしている訳ではありませんので必ず事前に各店に直接お問い合わせください。(27.5や29er、フルサスなども店舗によってはお試しいただけます!)
ロードバイクやクロスバイクの軽さに慣れてしまっていると持った瞬間すごく重く感じますが、漕ぎ出して一旦ホイールが回りだすとグングンと前進していきます。この感覚をぜひ体感してみてください!!
最後に29+セミファットマウンテンバイクのセールスポイントをこちらに整理しておきます。
29+のセールスポイント
- 見た目のインパクトがとにかく素敵
- フロントシングルだからチェーントラブル知らず
- 浮いているように走るけど高いグリップ力
- 思わずニヤけてしまう抜群の推進力と走破性
- 楽しみ方に合わせてパンチの効いたフレームジオメトリーを選択できる
速さや軽さ重視ではなくとにかく遊べるマウンテンが欲しいのであれば29+が超おすすめです!2020年モデルの国内発表が待ち遠しいですね。欧米で人気のトレックe-MTBもなんとなく乗ってみたいですし。