このグレードのカラーは一色のみとなっておりますが、Supercaliberはプロジェクトワンでのオーダーも可能となっていますので、お好きなカラー、パーツ構成で完成車を作ることも可能です。

Radioactive Red /Trek Black
Supercaliber(スーパーキャリバー)専用設計のIsoStrutショック、路面振動を吸収するピボットレスのシートステー
XCレースにターゲットを絞ったフロント 100mm、リア 60mmのトラベル量
スピードやトラクションを失わずに荒れたセクションを走り抜け、効率的に登り、スプリントでもがくこともできる
SPEC
OCLV Mountain Carbon main frame & stays, IsoStrut, tapered head tube, Knock Block, Control Freak internal routing, Boost148, 60mm travel
RockShox Recon Gold RL, DebonAir spring, Motion Control damper, remote lockout, tapered steerer, 42mm offset, Boost110, 15mm Maxle Stealth, 100mm travel
Trek IsoStrut, Fox Performance shock, air spring, DPS 2-position remote damper, 235x32.5mm
Front:Bontrager Kovee Comp 23, Tubeless Ready, 6-bolt, Boost110, 15mm thru axle
Rear:Bontrager Kovee Comp 23, Tubeless Ready, Shimano Microspline freehub, Rapid Drive 108, Boost148
Bontrager XR2 Team Issue, Tubeless Ready, Inner Strength sidewall, aramid bead, 120 tpi, 29x2.20''
Shimano hydrauilc disc, MT4100 lever, MT410 caliper
Size: S, M Shimano MT511, 32T steel ring, 170mm length
Size: M/L, L Shimano MT511, 32T steel ring, 175mm length
Shimano SLX M7100, long cage
Shimano Deore M6100, 10-51, 12 speed
S.M.M/L.L
M-12.23 kg (with TLR sealant, no tubes)
COLOR
このグレードのカラーは一色のみとなっておりますが、Supercaliberはプロジェクトワンでのオーダーも可能となっていますので、お好きなカラー、パーツ構成で完成車を作ることも可能です。
Radioactive Red /Trek Black
SELLING POINT
今年度のオリンピック、世界選手権を制した選手も駆ったSupercaliber(スーパーキャリバー)はトレックの新鋭XCバイクです。分類的にはハードテールとも、フルサスペンションとも言い難い立ち位置ですが、ハードテールに迫る軽量さ、荒れたセクションでスピードを失わずに走れる効率の良さ、フルサスのような路面追従性と走破性兼ね備えているのが最大の特徴です。
ハードテールではその軽快さから登りやスプリント等、パワーのかかる場面で効率的に走れますが、フルサスは重量が増える代わりにハードテールにはない路面追従性を持っています。SupercaliberはXC(クロスカントリー)という登りも下りもある激しいレースでの勝利を目指して開発され、フロントは通常の100㎜サスペンションですが、リアは60mmの可動域を持つIsoStrutを通常のフルサスバイクと全く違うトップチューブ下に装着することで、XCに合わせた軽量性と反応性を両立しつつ、ハードテールとフルサスの長所を兼ね備えることに成功しました。
IsoStrut、もといSupercaliberはFOXと一緒に開発を行うことでフレームとサスペンションを一体化。リアアクスルのしなりを防ぐためにピボットレスとし、シートチューブとトップチューブ~シートステーの交差する部分をくっつけませんでした。シートステーのチューブを横方向に長くし、縦方向へのしなりを生む構造とすることでバイク後部の剛性を確保。ハードテールらしい効率的で反応に優れた乗り味を実現しました。
Supercaliber専用装備のIsoStrut。
通常のサスペンションと同じようにロックアウトや調整もすべて行うことができます。
IsoStrutの動作は、動画をご覧いただくとわかりやすいです!
チェーンステーとシートチューブはピボットで繋ぐ構造となっており、前側に配置することでペダリング効率の向上を狙っています。IsoStrutの動きに合わせてピボットが稼働し、シートステーが縦方向へしなることで路面追従性と反応性を両立させる今までにない構造のSupercaliberが生まれました。
チェーンステーとシートステーを繋ぐピボット
サスペンションがありながらも、ボトル2本搭載可能な設計となっています。
マウンテンバイクでオフロードを走っていると避けられないのが転倒です。転倒するとよくあるのが、ハンドルが元の位置から180°近くクルっと回転してしまい、フォークやレバー類がフレームに当たって傷をつけたり、ケーブルが外れたりしてしまう場合があります。
トレックではそれを防ぐためにKnock Blockと呼ばれるヘッドにハンドルの回転を抑制するリミッターを内蔵することで、マウンテンを楽しむ上でよくあるトラブルを解決しました。
ヘッド付近にKnock Blockの文字が。万が一に備えて、ダウンチューブにラバーガードも装備。
ギアはシマノDeore M6100シリーズを装備しており、歯数はフロントが32T、リアが10-51Tとなっています。フロントシングルはここ最近でマウンテンでは一般的となりましたが、ダブルやトリプルの場合に起こるフロントの変速をしたタイミングで激しい動きがあると起こるチェーン落ちや、変速しなくなる、しづらくなるトラブルを未然に防ぐことができ、リアのみの変速であれば軽くするか重くするかだけなので、フロントにおける変速の迷いもなくなります。
クランクはMサイズまでが170㎜、MLサイズからは175㎜です。
スプロケット、チェーンはDeore、リアディレイラーはM7100のSLXを装備しています。
このSupercaliber9.6の装備するサスペンションには、前後共にロックアウト機能が装備されています。ロックアウトとはサスペンションを一時的に伸びた状態のままロックすることで、スプリントや登りセクションでのサスペンションの沈み込みによるロスをなくすことが出来る機能のことを指します。
ロックアウトを動かすには、サスペンションの上部につまみのようなレバーがあり、それを動かすことで機能を有効にするタイプが多いですが、この車体にはそれを前後共にリモートに操作できるよう、左手側のレバーで動かせるようになっています。XCのような目まぐるしくコースの形状が変わるレースでは必須の装備と言っても過言ではありませんが、そこをキッチリ装備してくれるのは嬉しいポイントです。
こちらは一般的なロックアウト。サスペンション上部まで手を伸ばさなければ、レバーを動かせない仕様になっています。
こちらはこの車体に装備されているリモートロックアウトレバー。激しい下りの後に来る登りでも、すぐにロックアウトが可能に。
装備されるタイヤはボントレガーのXR2 Team Issue、XRシリーズはクロスカントリーやトレイルに向いているタイヤです。XRは0から5までのラインナップで0が締まったハードな路面に適応するためにノブが小さ目、5は柔らかな路面で性能を発揮するよう大き目のノブの作りとなっており、XR2は滑りやすく締まった路面や硬い路面の方が得意なタイヤとなっています。
サイズは29×2.2で標準でチューブレス化されており、チューブレスにするとシーラント剤を入れるのでチューブ分まるっと軽くなる訳ではありませんが、マウンテンの場合はかなりの軽量化につながるのと、パンクのリスクを低減出来たり、空気圧を低圧にできて路面への食いつきが良くなったりと、大きなメリットが得られることになります。
そして装備されているホイールにはボントレガーの108ノッチのRapid Driveハブが装備されており、いわゆる”かかりが良い”ホイールとなっています。オフロードを走るバイクは特にノッチ数の多さが重要となっていて、登りで等でペダルを踏み始めてからラチェットがかかり、実際に駆動し始めるまでの空白を限りなくゼロにすることでロスを極限まで減らしています。
装備されるXR2 Team Issue。チューブレスはマウンテンの性能を大きく向上させます。
チューブレスのメリットはこちらから!クッシュコアもオススメです!
Supercaliber9.6の紹介は以上となりますが、マウンテンには楽しみ方があります。コースはもちろん、林道や舗装されていない湖畔等を走るのも遊び方としてあります。さらにはカスタムもロードバイク以上に変更できるパーツが多くあり、セッティングもサスペンションやタイヤ空気圧等細かく変更することが出来るので、走る場所やコンディションによってもあれこれ変更が出来ます。下に選び方、遊び方やカスタムの一例、汚れたMTBの洗車方法を貼っておきますので、ご参考になればと思います。
価格
¥523,600(税込)
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