Boone 6 DiscはTREKが誇るシクロクロスレースバイク。フレームは軽量で剛性の高いTREKのOCLV600カーボンを採用し、今期からエアロ形状へと進化しました。ハンドル周りのワイヤーのルーティングもすっきりし、軽量さと合わせて担ぎやすさもアップしています。シートチューブまわりには路面の振動を吸収するリア IsoSpeedを採用し、乗り心地もよく安定感のあるペダリングが可能に。コンポはグラベル用のSHIMANOのGRXシリーズで統一。どんな場所でも走破できて最速で駆け抜けるシクロバイクをお探しの方はBoone6で決まり!
2022年モデルでフレームを一新!
TREKがつくる最高のシクロクロスバイクがBoone6。昨今、グラベルバイクというジャンルが拡大しつつありまして、オフロードが身近な存在になってきましたが、シクロクロスに挑戦するなら、シクロ専用ジオメトリーのバイクのBooneがオススメ!
世界チャンピオンのスヴェン・ネイスや全米チャンピオンのケイティー・コンプトンなど、レースを戦う選手からのフィードバックを受けて、2022年モデルでは、フレーム完全リニューアルして登場です。変更点や特徴を紹介していきます。
ヘッド周りにエアロ形状を取り入れた

これまでのモデルと異なるのがヘッドチューブまわり。フロントにISOスピードというフォークコラムのしなりを生かして衝撃吸収を行っていたものを取り払い、エアロ形状に進化しました。高速域の維持というのがシクロのレースだと少ないかもしれませんが、オンロードの移動やトレーニングで発揮できるでしょう。ISOを取り除いた分軽量になり、レース中にバイクを担ぐ負担を減らすことにも繋がっています。
2020.03.01所沢店のオフロード大好きスタッフ飯塚です。先日のことですが、実はわたくし人生初のシクロクロスレースに参加してまいりました!!
結果はあれで...
ワイヤールートもすっきり

トレックのロードバイクシリーズEmondaやMadoneと同様のエアロ形状のヘッドチューブは、ブレーキシフトワイヤーができるだけ露出しないような設計になっています。見た目がすっきりしてカッコいいというのがひとつ。さらに内装ワイヤリングのおかげでケーブル類を泥や水から守ってくれます。トップチューブ、ダウンチューブ、シートチューブからなるトライアングルも広くなり、担ぎやすいですね。
リア側のISOスピードで縦方向の振動吸収

リアのIsoSpeedは、変わらず採用されています。シートチューブのしなりを活かして、縦方向の衝撃吸収がアップ。荒れた路面から生じる突き上げによる疲労を軽減し、サドルの上でお尻が跳ねにくくなるため、路面が悪かろうと踏み続けることができます。
このISOスピードは石畳のレースを快適に速く走り抜けるといコンセプトから生まれたDomaneシリーズに搭載されていたもので、Boone6だけでなく、乗り心地が課題とされてきたエアロロードMadoneにも採用されるなど、性能に定評あり!TREKを代表するの技術の1つに数えられます。
カーボンはTREKのOCLV600
Boone6はTREKの誇るOCLVカーボン。高圧縮・低間隙で航空宇宙産業を凌ぐほどのクオリティを誇り軽量で剛性が高いのが特徴です。アルミフレームと比較しても軽く、さらに振動の収束能力が高いため衝撃を緩和して疲れにくくなっています。OCLVカーボンには、現在500、600、700、800とグレードがありますが、600といえば数年前まではトップグレードに使われていたもの。技術は進化していますね。
ジオメトリーもシクロクロス専用設計

Booneのシクロクロス専用ジオメトリーとチューブ形状は、肩で担ぎやすくなりレース中の様々な場面で有利になるでしょう。Checkpointシリーズほど太いタイヤがはけるわけではなく、DomaneシリーズのようにBBハイトが低いわけでなはなし。オフロードでの加速を有利にし、登りでの踏みこみもしやすい。軽くて担ぎやすい。オフロードでも機敏な走りをするシクロクロスバイクならではの専用設計です。
BBがT47になってメンテ性も向上
今年からボトムブラケットが変更になりました。これまでは圧入タイプでTREK独自規格の幅広BB「BB90」でした。幅広での剛性UPと軽量さとういうメリットはありましたが、防水性やメンテナンス性がネックでした。今年からはネジ切タイプのT47になり、BB交換が容易に。シクロクロスは泥や砂汚れがロードバイクと比較しても多く、バイクの洗車機会も多いためこれはうれしい変更点です。
コンポはShimano GRX

コンポはシマノのグラベル用コンポ「GRX」で統一されています。フロントはシングルでチェーン落ちのリスクを回避。リアディレーラーにはチェーンの暴れを抑制するスタビライザーもついているため、余計なことを気にせずに、変速操作と路面状況の把握やコース取りに集中できます。フロントはシングルで40でリアのカセット構成は11~34まで。これであれば急な登りはもちろん平地のスピードも安心のスペックです。
フロントシングルの魅力とは???
2019.11.12以前購入したグラベルロードであるチェックポイントAL4をもっと快適にラクに乗りたいとコンポーネントをアップグレードを検討していましたが、そん...
GRXのSTIレバーは、ブレーキ&シフトレバーがやや外側にせり出し、荒れた路面でもしっかり指がかけられる設計です。レバー上部の突き出し部分は高さがあり、段差などで手の位置がずれてしまうシーンでも、つかみそびれることなくしっかりとレバーコントロールができるようになっています。ブラケットはラバー部分にも滑りにくいようなデザインがほどこされています。
もちろん油圧ディスク

ロードバイクもクロスバイクも、マウテンバイクも油圧ディスクブレーキ化が進み、ブーン6も例外なく搭載しています。少ない力で大きな制動力が得られるため、ブレーキコントロールしやすく、指も疲れにくいです。ウェットなコンディションでも効きが落ちにくく安心です。
ハンドルバーはボントレガー Elite IsoZone ハンドルバー

ハンドルバーはアルミですが、ハンドル上部にIsoZone フォームパッドというクッション性の高い素材が配置されているため、振動を20%吸収します。荒れた路面を走る際の手の疲れを軽減!
おわりに
バイクプラス各店にてご注文受け付けております。長引くコロナの影響で、2022年モデルも生産予定は立てども、納車までにお時間をいただいています。気になるモデルはまずは店頭までお問い合わせください!
2021.09.19 今回発表されました"XPLR"(エクスプロア)はSRAMのコンポーネントだけでなく、同じスラム系列の会社であるROCK SHOX(ロックシ...