宮崎です。先日所沢店スタッフで行った自転車キャンプの持ち物&パッキングについて紹介したいと思います!いろんな荷物の運び方があると思いますが、私が選んだのは、マウンテンバイクにリアキャリアをつけて両サイドにバッグをつけるという、荷物運びの定番中の定番の方法です!
でも手持ちのパニアバッグのサイズはペアで25リットル、これで足りるのか?? というわけでまずはどれくらいの荷物量になるのか、私のゆるキャンの装備をまるっとお見せするところからスタートします。
キャンプツーリングの持ち物ぜんぶ見せます!
まずは入れるものを並べて容量チェック
今回のキャンプツーリングに持っていったアイテムを並べてみました。テーマはそうですね、「無駄なく厳選するけど、防寒対策だけはバッチリしたい!」です。
袋に入っていて何が何やらなので、順番にちょこっと解説します。
キャンプグッズひとつずつ紹介していきます
①アライテント・エアライズ1(外部リンク)
テントは日本メーカーのアライテント。もともとはソロテント山行のために購入したものですが、実際に登山での使用歴はなし。結局、フェスで使ったり、秋田のソーラーバイシクルレースに行くときに使ったりしただけで…。10年くらい前のことでなぜこのテントなのかと言われるともはや思い出せません。はじめて南アルプスの北岳でテント山行した際に人から借りて使ったという思い出だけで購入したような。。
ポールを組んで、テントに通せば形になる自立式なので初心者にぴったり!久しぶりの組み立てでもなんとかなりました。前室がちっちゃいながらもあって気にいってます。
②テント用のポール
このポールの長さが、今回のパッキングで唯一苦労したところです。オルトリーブのスポーツローラープラスに縦に入れるにはちょっと長くて、斜めに入れるとなると、ほかの荷物の収まりが急激に悪くなってしまうんですよね。難しや。バッグ内のキャリア側に斜めに入れてなんとか収まりました。こういう長さのあるものをラクに入れるにはペアで40リットルのサイドバッグの方がよい感じです。
③寝袋はダウンで3シーズン用
寝袋はダウンなのでコンパクトになってあったか。これもテントと同時に購入したのでなぜこれにしたかと言われると思い出せません(笑)。3シーズン用なので極寒の冬はさすがに無理なレベルです。もともと寝袋は違う袋に入っていたのですが、SEATOSUMMITの防水スタッフバッグ「ULTRA-SIL 4ℓ(ウルトラシルナノドライサック)」に入れ替えました。雨でも安心ですし、もともとの袋よりも圧縮できて荷物の縮小にも役立ちます。
④マット
寝袋の下のマットは必須!と今回改めて思いました。テント越しでも地面は冷たい。そして予想しているより固い。マットがあることで快適さが全然違います。空気を入れて膨らますタイプなので、丸めるとコンパクトになるので、バッグ内の省スペースにも◎。
⑤食料セット
私は「お湯さえ沸かせればなんとかなるでしょ!」派。ナイフやカッティングボードなどは持っていません。フリーズドライのスープやシチュー、お湯を注げばほかほかごはんになるアルファ米などが入っています。あとはスティック状のインスタントカフェオレ&コーヒー、キッチンペーパーなども合わせてジップロックに。2年前くらいに登山用に用意しておいたものなので、気づけば賞味期限切れというものも。。。朝食においしくいただきました。
⑥ソト(SOTO)ポップアップテーブル(外部リンク)
ずっと欲しかったミニテーブル。登山中、お昼休憩しているときにガスバーナーを使うわけですが、だいたい砂地だし、不安定な場所が多いし、食器の置き場に困ることが多いものです。SOTOのポップアップテーブルはなんといっても、重量395gという軽量さ!そして2つ折りにパタンとたためて薄くてかさ張らない!なのに広げると十分なA4サイズ!ちょっとお高いので迷ってたんですけれど、このキャンプを機に買っちゃいました💛
⑦ヘリノックス・チェアゼロ
これは私のこだわりなのですが「持ち運びをするものは、機能よりも軽量コンパクトさを重視して選ぶ」。人間生きていると、こういうものは買ってもいずれ使わなくなる、というのが分かってきます。物を選ぶとき、とくに持ち運びをしたりするものを選ぶとき、私が重視しているのは、軽いこと。それからかさ張らないこと。この2点に尽きます。
どんなに機能がよくても、持ち歩かなくちゃ意味がないもの。持って出るのがいやになるくらいだったら、多少の機能に目をつぶってでも、気軽に持って出れるものが良い。カメラにしても、自転車にしても、折り畳み傘にしても、ノートパソコンにしてもそうです。
ヘリノックスのチェアゼロは、500g以下です。もちろんヘリノックスの他のチェアのように背面が大きくて深かったり、高さがあったりすればもっと座り心地がいいのはわかります。でも500gってわずかペットボトル1本分ですし!大きさもマットよりは大きいけれど、かなり小っちゃいでしょう!
焚火を囲んで数時間、チェアゼロの上で過ごしましたが座り心地まったく問題なし!このサイズなら、キャンプじゃなくても、普段のサイクリングでも行き先によっては持っていく気になれます。春のお花見とか、夏の渓流沿いとか、秋の紅葉の公園とか、楽しみの幅が広がると思いません?
⑧テント内の照明
ピラミッド型でフック付き、テント内に吊るタイプです。テント内を照らすには十分。この小ささが気に入って購入しました。
⑨コッヘル⑩ガスボンベ
スノーピークのコッヘル。バーナーやスプーン、フォーク(折りたたみ式)はコッヘルの中に収納しています。ガスボンベもコッヘル内に一つ入ってますが、足りなくなりそうだったので今回は予備を持参しました。これらも「山頂でコーヒー飲みたいでしょ!」と登山用に昔購入したもの。アウトドア活動中にあったかい飲み物が飲めるって幸せです。
⑪お皿とコップ
なくてもなんとかなるけど、ゆるゆるキャンプだから、少しカラフルなものを持っていきたくなって100円ショップで購入。女子心です!キャンプの夜は冷えるから、コップは保温のきくものので蓋ができるものがいいと思います。
⑫ブランケット
10月終わり、日が暮れるとどんどん寒くなっていきます。地面が冷えて足もとから冷えていきます。冷え性で、いったん手先足先が冷えたら最後!という危機感があります。チェアに腰かけているときはブランケットとして、ちょっと移動するときはポンチョに。
⑬レインウェア
朝、テントのなかで目が覚めると雨の音がしていました。山でもなんでもレインウェアは必須!絶対持っていきます。防寒具にもなりますし。
⑭防寒具とか着替えとかを詰めたスタッフバッグ
SEATOSUMMITのスタッフバッグ8ℓ。レッグウォーマー、フリースベスト、ネルシャツ等々、キャンプ地で快適に過ごすための防寒具を入れています。ずっとサイクリング服っていうのも味気ないですし雰囲気を出すため!夜は、着替えをつめて枕として使用します。
今回、このスタッフバッグだけは、オルトリーブのサイドバッグに入り切りませんでした。でも寒いのは嫌だ!昔、川の水が凍るほどの冬場にキャンプをしたことがあって、-6℃くらいまで冷え込んで夜寒くて寝れないし、寝ても寒くて目が覚めるしという体験をしたことがありまして、今回のキャンプはそんなに冷え込むわけないですけれど、防寒対策グッズだけはどんなにかさ張ってもたくさん持っていくと決めていました。まぁ、結局、暑くて目が覚めましたよね(笑)でも私にとっては寒いよりはマシなんです。
ドイターの10リットルのバックパック「コンパクトEXP SL」の中身は、このスタッフバッグです。つまり全部、防寒対策グッズ。ということは夏場だったら、バックパック背負わずにパニアバッグだけでなんとかなってしまうはず!
⑮タオルとか歯ブラシとか化粧道具とか
身だしなみ用品です。こちらも最小限にまとめたつもりですが、いかんせん女性の荷物って多くなっちゃいますよね。。。
⑯ノースフェイスのダウンジャケット
ほんとに寒かったら使おうと思って念のため準備。寝る前に歯磨きにいったりトイレにいったりするとき、あと寝起きに結局着ました。
⑰モバイルバッテリー
スマホやライトの充電用に携帯。ロングライドのときはガーミンの充電やスマホ充電のための必須アイテム。ハンドルバーにつけてある小さいバッグに入れています。
⑱本
テント泊ときの至福の時間は寝る前に、こっそりと本を読むこと。だいたい疲れていてすぐ寝ちゃうので、数ページしか読まないんですけれど。テント内の自分だけの空間で読書ってなんとも贅沢なひと時だと思います。唯一の嗜好品かも。
⑲レジャーシート
コンパクトになるレジャーシート。無印良品で買いました。公園や海沿いなどに持っていくと便利!最近はモバイルバッテリーと同じくハンドルバーバッグに入れています。
バイクパッキングはキャリアを使った王道積載方法!
いろんな荷物の運び方があると思いますが、私が選んだのは、マウンテンバイクにリアキャリアをつけて両サイドにバッグをつけるという、荷物運びの定番中の定番の方法です!
理由のひとつにはフレームサイズの大きさ
流行りのバイクパッキング、というとキャリアじゃなくて、大きいシートパック、フレームパック、ハンドルバーパックなどを装着する方法。こんな感じ☟
ですが、これはフレームサイズがある程度大きくないとできません。私のマウテンバイクは一番小さいXSサイズ、ロードバイクも一番小さい44cm。そうするとトップチューブ、ダウンチューブ、シートチューブから成る三角形が小さくて、フレームパックの取り付けはできないものがほとんどです。ボトルケージがギリギリ付けられるレベル。サドル下につけるシートパックも、大きすぎるとタイヤに擦ってしまう。ハンドルバーパックだって、そんなに大きいものは付けられません。こればっかりは持って生まれたものですから仕方ない。
フレームに制約があってもたくさん荷物を運べる方法となると、やっぱりリアキャリアでしょう!もちろん、カーボンフレームだとキャリア用の台座がなかったり取り付けできないものもありますが、今回はアルミのハードテイルマウンテンバイク「X-caliber」。日常使いもしやすいように、スタンドやリアキャリアの取り付けができるようになっています。
荷台に取り付けたのは、ペアで25リットルのオルトリーブのパニアバッグ

ボントレガーの「バッグラックデラックス」。オルトリーブのスポーツローラープラスQL2.1(2つで25リットル)。
もともとキャンプツーリングをするつもりはなくて、「旦那と自転車でグランピングでもするかな~」と思ってキャリアとバッグは購入済だったんです。宿に泊まるにしても夏場なら2人分の荷物は余裕だし、このサイズのバッグならば普段の通勤にも使いやすいでしょ、と思って2つで25リットルのタイプにしました。
で、今回キャンプツーリングに行くことになったわけですが、このサイズで果たして入るのか……だって、思い返してみるとですよ、登山のバッグパック売場でテント泊用として売っているのって50~60リットルとかそれ以上でしょう。以前、ソロテント山行しようと思って手持ちの40リットルのバッグパックに詰めてみたら荷物パツパツでした。
実際につめてみたら、どうしても防寒具とか着替えが入りきらず、衣類はドイターのバックパックで持ち運ぶことにしました。ということは夏場だったらパニアバッグだけで行ける!ってことだ。意外と入ることにビックリ。ちなみにパンク修理セットさんたちは、サドルバッグに常駐しています。
リュックを背負うか?キャリアの上部に括り付けるか?
キャリアの上部に荷物を括りつけるという方法も候補でした。たとえばこんな感じ☟
積んでるモノがね、夜キャンプの飲み会の残りの焼酎っていう。なんかいい感じに噴射しそう!!!あたらしいエンジン手に入れたみたいになってます(汗)
こんな風にキャリアの上部にバンドで荷物を括れば、そしたら背中に背負わずに肩の負担を考えなくて済みます。真夏だったらおそらくこの方法を選んだでしょう。でもデメリットもあって、すべての荷物を後輪側にすると、前後のバランスがとりにくくて前輪が浮くかもしれません。そして、荷台の上部に荷物を乗せるとまたがるときに大変です。かなり足を上げないといけない。乗り降りのことを考えても、「これ以上はキャリアに乗せたくないなぁ…」と思いました。
なので、今回はドイターの「コンパクトEXP SL(10+2リットル)」に、防寒具などの衣類を入れていくことに。背負うならやっぱり安心・安定のドイターです。
これが私のバイクパッキングスタイル!ものすごい優等生な感じにまとまったと自負しております!
今回はマウンテンバイクでしたが、クロスバイクやロードバイク・ドマーネALシリーズ、グラベルロードにもキャリアやバッグの取り付けは可能です。取り付けのご相談はバイクプラスまでぜひ!!