
泥で汚れたMTBやグラベルバイクの洗車方法 – MUC-OFF編(全4頁)
MUC-OFF(マックオフ)ケミカルを使った泥まみれマウンテンバイクの洗車方法2ページ目は、STEP 01の「汚れを落とす」を詳しくご紹介します。
STEP 01 汚れを落とす
まずはチェーンやギア歯の磨耗の早めてしまう土砂を含んだしつこい油汚れがついたドライブトレインを脱脂洗浄し、それから他の部位の洗浄に移ります。
ドライブトレインの汚れを落とす
バイオドライブトレインクリーナーとブラシ

BIO DRIVETRAIN CLEANER ¥3,240+tax
バイオドライブトレインクリーナーは、100%生分解性だから安心して水に流すことができる洗浄液です。
環境のことを意識している商品って洗浄力弱いよね?って洗濯洗剤や食器用洗剤の世界でしばしば言われたりすることもありますが、バイオドライブトレインクリーナーを侮ることなかれ。
スプレーしながら毛足の長いブラシを使ってカセットスプロケットの隙間にまでしっかりと馴染ませます。ゴシゴシというよりかはトントン、サッサ、です。
チェーンリングとクランクの隙間、チェーンのコマの間、なんかにもバイオドライブトレインクリーナーが行き渡るようにしっかりとスプレーしながらブラシで馴染ませます。
スポンジよりもこういった専用のブラシがオススメです。毛足の長いブラシは横に動かすだけでなく上下に動かすとさらに奥の方の汚れまで浸透させられるので効果的です。
すぐに洗い流すのではなくたっぷりとかけて2分ほど馴染ませておくとよいです。
今までブラシで一生懸命こすって落としていたのがなんだったのかと思うほど、汚れが溶け出してきます。
実は今回の洗車で威力に感動した我々は黒く固い汚れが詰まったスプロケットでも実験してみました。これホント驚異的な洗浄力です。
2分待ってから水で洗い流す
しっかりと汚れを浮き上がらせたら水で洗い流します。すると乳化して綺麗に油汚れが流れ落ちます。
高圧洗浄機を使う場合は最弱で使うのがよいでしょう。高圧で泥を吹き飛ばすような洗い方は特にドライブトレイン周りはオススメしません。
なぜなら、高圧で汚れを吹き飛ばそうとすると強い水流となってパーツの各所に汚れを含んだ水がぶつかりその結果本来水や汚れが入って欲しくない箇所(ベアリング部分などグリスで満たされている部分)にまで進入してしまう恐れがあるためです。
汚れの飛散も少なくてすみますし、ホースでジョボジョボと流すのでホント十分です。
古い油よごれが乳化して浮かした泥汚れと共に流れ落ちます。
足元はこんな感じになりますが、油染みなどは残っていないようです。
ドライブトレインの汚れを流し終えたら次はディスクブレーキ周りのお掃除にはいります。
ディスクブレーキの汚れを落とす
ディスクブレーキクリーナー

DISC BRAKE CLEANER ¥1,790+tax
ディスクブレーキクリーナをよく振ってから、ディスクローター裏表、ディスクキャリーパー、パッドにしっかりと吹き掛け、乾燥してから綺麗な乾いた布で拭き取ります。
バイク全体の汚れを落とす
ナノテクバイククリーナー

NANO TECH BIKE CLEANER ¥1,680+tax
ナノテクバイククリーナーは、MUC-OFFを代表する自転車のために開発されたピンク色のクリーナーです。
汚れやホコリを顕微鏡レベルで分解する最新のナノテクノロジーで作られているのだとか。危険な酸や化学物質を含まず、バイクにも環境にもやさしい生分解性。
カーボンファイバーを含む、あらゆる自転車の部品と表面に安全で、シール、ケーブル、ブレーキパッドやローターも傷つけないとのこと。
本来は、ある程度水洗いして大きな汚れを流してからコンポーネントを含んだバイク全体にナノテクバイククリーナーをしっかりと吹き掛ける方がいいんですが、今回はこのナノテクの威力をみてみたかったので、泥汚れを水洗いせずにナノテクバイククリーナーを全体にたっぷり吹き掛けてみました。
吹き掛けているそばから汚れがポタポタと流れ落ちていきます。
吹き掛けて3~5分程度待つ
十分すぎるほどナノテクバイククリーナーを吹き掛け3〜5分程度待ちます。
ブラシやスポンジでこする
サドルの裏側、フレームやフォークの汚れがたまりやすい場所、タイヤなど、ブラシを使ってしっかりと汚れを浮かせます。
ナノテクバイククリーナーが行き渡っていない箇所があったらさらに吹き掛けてブラッシングします。
水で洗い流す
タイヤの汚れはナノテクバイククリーナーとブラッシングのおかげでかなり浮き上がりました。
水で洗い流していくととどんどんと本来の黒が蘇ってきます。驚きです。
みるみるうちに汚れが流れ落ちていきます。
みてください、ドライブトレインもフレームも、サドルもグリップも、ペダルも、タイヤも、リムも、ハブも、もう汚れは一切ついていません。
次はセカンドステップの「保護する」をご紹介します。