
さいたま大宮店の開店パーティにいらしてくれたこともあるゲイリーフィッシャー。
そんなゲイリーフィッシャーの手により、2002年29er(ツーナイナー)は誕生した。
「なぜMTBは26インチなのか?」
自身が生み出したMTB、誰もが疑問に思わなかったこの定説に異論をといた、それがゲイリーフィッシャー。全ての原点はここにある。
ホイールを大径化する事でのメリットを突き詰め、進化してきた29er。
今ではMTBの主流になりつつある。
自転車を楽しめるのは、街中やサイクリングコース等のオンロードだけではない。
MTBなら凸凹道やぬかるみ、険しい山道など、自転車ではとても走れないアウトドアフィールドも瞬く間に遊び場に変えてしまう。
そんなアウトドアフィールド駆け抜けるMTBのファーストバイクは29erしかない。
29erは抜群の走行性を誇り、障害物を乗り越えるのも容易。
ゲイリー・フィッシャーのバイクはコントロール性も高く、登りに、下りに、悪路にさまざまな状況でも安定して走行出来る。
MTB初心者でも安心して楽しめるバイク、それが29erなのである。
2003年に29erがプロレースでも使用できるようになり、今では多くの選手が彼のバイクに乗り輝かしい結果を勝ち取っている。
登りや凸凹の路面でも29erの特徴である、走行性の高さ・グリップ力により大きなアドバンテージを得ているのである。
アメリカ最大のプロMTB チーム”SUBARU/ TREK MOUNTAIN BIKE TEAM”もフィッシャーの29er・Superfly 100 Elite/Superfly Eliteでレースを戦う。5度のアメリカチャンピオンに輝いた実績のある、ジェイミー・ホーガン・コベルスキー選手をエースに厳しいレースを戦っている。
ホイール径の違いによる接地面角度の比較
街乗りを楽しんでいる時、段差でタイヤが滑ってしまった事はないだろうか?
そんな時でも29erはしっかり乗り越えてくれ、衝撃も緩和してくれるのだ。
もちろんMTBのメインフィールドであるオフロードでも、スピードを殺さず容易に岩も乗り越えられる。
それは、29インチにホイールサイズを大きくすことで、タイヤと接地面の角度を小さく出来る。
つまりは、障害物への進入角度が小さくなり、今まで不可能だったテクニカルセクションや
路面の凸凹をスムーズにクリアできるからである。
慣性力の違い
29インチのビッグホイールは強い慣性力が働き、スピードも出せそれを維持するのも可能。
障害物やコーナーを通過する際も減速する事も少なくなる。
ホイールの規格として700Cと同じなので、オンロードでもタイヤを細くすればロード並みにスピードも出せる。
また、高速巡航も得意で、ひとたびスピードに乗ってしまえば障害物を物ともせず駆け抜けていく。
誰よりも早くトレイルを駆け抜けたい人にはこれほど大きな武器はない。
タイヤの接地面29インチ(左)26インチ(右)
ホイールを大きくすことで、地面との接地面積も大きくなる。
ぬかるんだ道でもしっかりグリップし、登坂やコーナンリングも難なく走破出来る。
やわらかい砂地などでもタイヤが埋もれることも防いでくれるのだ。
また、ホイールの車軸が高い場所にあるので、相対的に低重心となりより安定した走りとなる。
初心者やオフロード走行に苦手意識がある人でも安心して楽しめるのだ。
29インチ用に設計されたタイヤも各メーカーから続々と登場し、
路面状況やレースなどによって選択できこのアドバンテージは揺るぎないものとなっている。
空気量も多いからちょっとしたフルサス並みの衝撃吸収性や路面追従性もある。
29erを生み出したのはMTB生みの親でもあるゲイリー・フィッシャーその人。彼は29erの全てを知り尽くし、進化させてきた。
当初ハンドリングコントロール性に欠くのが欠点として指摘されていたが、彼の独自の考えによりその問題をクリア。
フィッシャーのMTBへの情熱。TREKの世界一の技術とGARY FISHERの世界初の思想と情熱の融合がTREKゲイリーフィッシャーコレクションの29erなのである。
G2ジオメトリーを採用した29er
大径ホイールによる圧倒的な走力を誇る29erだが、ハンドリングが鈍くタイトなコーナーが連続する場所は苦手としていた。
しかし、ゲイリーフィッシャーはG2ジオメトリーを採用しそれを克服。
オフセット51mmサスペンションを専用設計し、トレール量を小さくした。
これにより26インチに負けない機敏なハンドリングが可能になった。
29erでも高いハンドリングコントロール性を出せるのは29erの生みの親であるゲイリーフィッシャーだからできる事だ。
そこがフィッシャーのバイクが高い評価を得る要因でもある。
FCC(フィッシャーコントロールコラム)
ゲイリーフィッシャーのバイクは、ハブ・フランジ・エンドキャップを一体の構造として考えられている。
オーバーサイズのハブによりたわみとは無縁。通常より幅広くし最適な角度でリムをリンクさせることで剛性をUP。
25mm径のオーバーサイズエンドキャップはハブとフォークを一つの接触面として、強力に結びつけフロント周りのたわみを軽減。
テクニカルな路面やコーナーでも、確かなハンドリングでバイクをコントロールできる。